NISAで投資信託や株式を買う人が増える一方で、満期まで持てば額面金額で償還される個人向け国債を選ぶ人もいます。どちらも「お金の置き場所」として話題になりますが、仕組みは大きく違います。
金融庁が10月2日に公表した調査では、2026年の利用枠でNISA口座に買付があった金額は、6月末時点で約13兆8214億円でした。同じ1月から6月に発行された個人向け国債は、財務省の資料で4兆5228億円です。
この記事では、11月9日から始まる個人向け国債の11月募集分の日程と利率の決まり方、NISAとの違いを、公表されている数字で確認します。
1. 個人向け国債の11月募集分は11月9日から30日まで、利率は募集開始日の前営業日に公表
個人向け国債は、財務省が個人向けに毎月発行している国債です。まず、11月募集分の日程と、10月30日に締め切られた10月募集分の利率を確認します。
1.1 11月募集分は12月15日発行、利率は11月6日に公表される予定
財務省の発行スケジュールでは、11月募集分(変動10年第200回債・固定5年第188回債・固定3年第198回債)の募集期間は2026年11月9日から30日まで、発行日は12月15日です。
財務省は、金利は募集開始日の前営業日に公表する予定としています。11月9日は月曜日なので、前営業日にあたる11月6日(金)に11月募集分の利率が公表される予定です。
なお、同じ発行スケジュールでは、12月募集分から販売対象を一部の法人等にも広げ、商品名が「個人向け国債プラス」に変わる予定です。
1.2 10月募集分は固定5年が年2.39%、固定3年が2.07%、変動10年が2.05%
10月8日から30日まで募集した10月募集分の利率(年率・税引前)は、固定5年が2.39%、固定3年が2.07%、変動10年が2.05%で、3タイプとも年2%台でした。発行日は11月16日です。