4. 家計調査2026年8月、交通は月6576円で前年同月より158円少ない

2026年10月9日に公表された家計調査(二人以上の世帯)では、2026年8月の交通は1世帯当たり6576円でした。2025年8月の6734円より158円少なくなっています(LIMO編集部計算)。

4.1 鉄道通勤定期代は26円、タクシー代は52円増えた

区分別に2025年8月と比べると、鉄道通勤定期代は718円から744円に26円、タクシー代は451円から503円に52円、バス代は278円から294円に16円増えました(LIMO編集部計算)。

一方で、鉄道運賃は2525円から2495円に30円減っています。月ごとの金額は、旅行や帰省の有無などで動きやすい点に注意が必要です。

5. 小売物価統計調査、東京都区部のJR以外の通勤定期(11km・6か月)は5万4268円

総務省統計局の小売物価統計調査では、2026年10月2日に2026年9月の東京都区部の価格が公表されました。調べる区間の距離や会社を決めて、運賃の動きを追っています。

5.1 JR以外の通勤定期(11km・6か月)は前年同月より2586円高い

東京都区部のJR以外の鉄道の通勤定期(11km・6か月)は、2025年9月の5万1682円から、2026年4月に5万4268円になりました。2026年9月も同じ5万4268円で、前年同月より2586円高くなっています(LIMO編集部計算)。

同じ区間の普通運賃(11km)は256円から260円に、一般路線バス代(7km)は223円から230円になりました。タクシー代(4km)は2026年5月に1700円から1800円に上がっています。

6. 世帯主の年齢で交通は変わる、最も多いのは50歳代の年10万1298円

家計調査は、世帯主の年齢階級別の結果も公表しています。2025年の二人以上の世帯の交通への年間支出は、次のとおりです。

  • 29歳以下:6万2829円
  • 30歳代:7万105円
  • 40歳代:8万1246円
  • 50歳代:10万1298円
  • 60歳代:8万361円
  • 70歳以上:3万7031円

6.1 鉄道通勤定期代は50歳代が年2万699円、タクシー代は70歳以上が年6282円

鉄道通勤定期代は、世帯主が50歳代の世帯で年2万699円と最も多く、70歳以上の世帯は年1830円でした。

タクシー代は、世帯主が70歳以上の世帯で年6282円と最も多く、40歳代の年2985円の約2.1倍です(LIMO編集部計算)。

7. 通勤定期を買う前に、JR東日本のオフピーク定期券と勤務先の支給方法を確かめる

通勤定期は、6か月分をまとめて買うと1回に払う金額が大きくなる支出です。買い替えの前に、使える割引と勤務先の取り扱いを確かめておきます。

7.1 JR東日本のオフピーク定期券は、通常の通勤定期券より約15%割安

JR東日本は、平日朝のピーク時間帯を避けて使うSuica通勤定期券「オフピーク定期券」を、運賃改定後も通常の通勤定期券より約15%割安な価格で続け、設定する範囲を広げました。

使える区間やピーク時間帯は駅ごとに決まっています。自分の区間が対象になるかは、JR東日本の運賃検索や駅の窓口で確かめられます。

7.2 通勤手当の支給方法と、定期券の区間を勤務先で確かめる

通勤手当を何か月分まとめて支給するか、どの経路の定期代を支給するかは、勤務先の規程で決まります。定期券を買い替える前に、勤務先の担当部署で支給の方法を確かめておくと安心です。

通勤以外の移動が多い家庭は、交通系ICカードの利用履歴で1か月の運賃を合計し、定期券を買った場合の金額と比べてみましょう。

8. まとめ

家計調査2025年によると、二人以上の世帯の交通は年6万8431円で、最も多いのは鉄道運賃の年2万5821円でした。

JR東日本は2026年3月14日に運賃を改定し、2026年8月の消費者物価指数では通勤定期(JR)が前年同月比9.5%上がっています。

東京都区部では、JR以外の通勤定期(11km・6か月)も2026年9月は前年同月より2586円高くなっています。

JR東日本では、平日の朝のピーク時間帯以外に利用できる割安な通勤用Suica定期券なども販売しています。

交通費の負担を少しでも抑えたいという方は、各交通機関の割引情報などをチェックしましょう。

参考資料

鶴田 綾