Depth of Processing――ものごとを深く考える

たくさんのことを考え、またそれぞれを深く考える傾向があります。何かをするのに必要以上のことを考えて時間がかかってしまうこともある、というのは、先に紹介した漫画の中でもちずるがメールを書くのに時間がかかって上司に注意される件として描かれています。

HSPは「一を聞いて十を知る」ではありませんが、少しの情報から多くを想像し、考えることができます。またお世辞などのうわべだけの言葉もすぐにそれと見抜いてしまうなど、洞察力の鋭さも持ち合わせます。

Overstimulated――刺激を受けやすい

人と一緒にいると疲れやすく、人がたくさんいる場所は苦手。楽しいことでも刺激が多いと疲れてしまい、家に帰るとぐったり動けないほど。疲労から体調を崩すことも多いようです。

また、何だか不機嫌そうだとか素っ気ないとか、人の些細な反応に不安を感じ、あるいは傷ついて、それを長く引きずってしまう傾向があります。絵画や音楽など芸術作品に深く感じ入り、涙してしまうことも。

Emotional Reactivity and High Empathy――感情の面で反応しやすく、共感しやすい

仕種や声音などの些細な部分から人の気持ちを察することができる一方、その気持ちや表情や態度に影響されやすい面があります。楽しそうな人を見て楽しくなったり、イライラしている様子を見てイライラしたりという感じです。

職場で同僚が叱られていたりすると、自分が叱られたように感じてつらくなることも。引用した漫画の中でもちずるが「怒っている人が近くにいると自分が怒られてるみたいでつらかった」と述べています。また、映画やドラマや本に強く感情移入するなど、感情を大きく動かしてしまうことが多くあります。

Sensitivity to Subtle Stimuli――かすかな刺激に対する感受性が強い

音や光、匂いなどの刺激に敏感で、時計の秒針の音が気になったり、街に漂う香辛料の匂いで気分が悪くなったりすることがありますが、どのような刺激に対して敏感なのかは人によって異なります。肌にふれるものや食品添加物に対して敏感な場合もあります。

心身ともに敏感なために社会生活の中で大きな精神的ダメージを受けることも多く、「周囲の人たちのように生きられない自分はおかしい」と思うようになり、自己肯定感が低くなりがちです。

HSPが楽に生活するには

先の項に上げた4つの特徴をすべて持ち合わせるのがHSPです。さまざまな場面で敏感に多くの要素を受け取ってしまうために、とても疲れやすく、そのストレスが胃潰瘍や高血圧などのような身体症状となって現れる場合もあります。