この記事の読みどころ
- もう一昔前になりますが、『スタバではグランデを買え!』という本があり、ずっと気になっていました。
- 特に根拠はなかったのですが、私はスタバではショートかトールしか買いません。
- 合理的に考えるならスタバではショートとグランデ(ベンティ)、どちらがお得なのでしょうか。
読んでもいないのに気になる本というのはあるもので、『スタバではグランデを買え』もそういう本の一冊です。経済学をわかりやすく説明するための一例に過ぎないことはわかっているのですが、私はショートかせいぜいトールしか買いませんし、グランデサイズがお得とはどうしても思えないんですよね。
グランデサイズがお得な理由
本書によると、グランでサイズを買うべき理由をざっくりまとめると
どの商品でもショートとグランデの価格差は100円である
それにも関わらず量は2倍である
注ぐ時間、つまりサービスのコストは変わらない
原価は2倍なのに価格は100円差だから、グランデが得である
ということみたいです。もうこの時点ですごく違和感があるのですが、ちょっと待ってください。この本が書かれたのはもう10年近くも前なので、何回か値上げがあったはずです。最新状況を踏まえて議論をしましょう。
スターバックスのオフィシャルサイトによれば、コーヒーと私の好きなダークモカチップフラペチーノを例に取ると、
おぅ・・・量も価格も微妙に変更されて、計算がしづらくなっている(笑)。フラペチーノはショートがないから議論がぶれるし。どの商品でも、2ランク上がると80円高くなるということを見たかっただけです。念のため1ml当たり単価を出すと、
ですね。1記事でこんなに電卓を叩いたのは初めてです。いずれにしても、原価のことを考えるなら、グランデやベンティサイズを頼む方が合理的なようにも思えますよね。
スタバはベンティサイズでも原価割れにならないように価格を設定しているはずなので、サイズが小さくなるほど粗利率は高くなるのだろうな、と想像できるわけです。