東京都渋谷区で美容師をされている、ビフォーアフター動画が話題の@kenken_cachecacheさんが、来店したお客さんを素敵に変身させる動画がInstagramで注目を集めています。

当投稿は執筆日時点で1444回再生されるなど話題となっています。

@kenken_cachecacheさんの協力のもと、編集部が実際に取材したビフォーアフターの様子をお届けします。

また記事中では、最新の「美容師のお金事情」についてもご紹介します。

※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 赤みの強い髪色の女性が透明感のあるレイヤースタイルへ

今回の投稿に登場しているのは、「レイヤーカット」を希望している女性。巻いたときにかわいいからという理由で、「レイヤーを入れたい」と来店されました。

さらにカラーも希望しており、「グレージュにしてほしい」と希望しています。

レイヤーを入れたいと来店1/2

レイヤーを入れたいと来店

出所:@kenken_cachecache

女性の要望をひと通り聞くと、@kenken_cachecacheさんはグレージュではなく、「髪色はオリーブ系を入れてもいい」と提案します。

履歴や現在の髪の状態から、オリーブ系の色を入れて赤みを消していくのがおすすめだそう。

果たして、どんな仕上がりになるのでしょうか…?

透明感カラーがかわいいレイヤースタイルの完成2/2

透明感カラーがかわいいレイヤースタイルの完成

出所:@kenken_cachecache

毛先をゆるく内巻きにするだけで決まる、レイヤースタイルの完成です。

オリーブ系のカラーを入れたことで、強く出ていた赤みが抑えられて透明感のある仕上がりになっています。

カットとカラーによるイメチェンは、大成功ですね!

@kenken_cachecacheさん、ご協力ありがとうございました!

2. 執筆者からの一言コメント

染矢 有稀
今回のビフォーアフターで特に印象的だったのは、希望されたスタイルをそのまま形にするのではなく、現在の髪の状態を見ながらカラーを提案したところです。「グレージュにしたい」という要望に対して、髪に残っている赤みを考慮し、オリーブ系を取り入れるという判断は仕上がりの透明感を左右する大切なポイントだと感じました。美容室では「この色にしたい」と写真を見せることも多いですが、髪の履歴やベースの色によって同じカラーを再現できるとは限りません。理想の画像だけでなく、現在の髪の悩みや過去のカラー履歴まで伝えることで、自分に合った色を提案してもらいやすくなります。また今回のレイヤースタイルは、毛先をゆるく内巻きにするだけで形が決まるところも魅力。レイヤーというと「毎朝しっかり巻かないといけないのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、カットの入れ方によっては、簡単なスタイリングでも動きのある髪型を楽しめます。レイヤーに挑戦してみたいけれど、セットが苦手という人は、予約時やカウンセリングの際に「できるだけ簡単にセットできる髪型にしたい」と伝えてみるのもおすすめです。普段のセットが楽になる工夫も取り入れながら、自分に無理なく楽しめるスタイルを見つけてみてください。

3. 「変身」を叶えてくれる美容師の「お金事情」

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の美容師の「平均年収は388万5000円(平均年齢30歳)」です。

ただし、美容師の収入は一律ではなく、実力や人気の高さによって大きく変動します。

一人前になると歩合給になるケースも多く、SNSを活用したセルフプロデュースでファン(指名客)を獲得し、大きく稼ぐトップスタイリストも存在します。

ここで見ておきたいのは、この388万円はあくまで"平均"であり、美容師の多くが歩合制で働いているという点です。歩合制とは収入が売上に連動する仕組みで、固定給と違って人による差が大きく出ます。そのカギを握るのが『指名客』です。指名客は、繰り返し来てくれる顧客基盤――企業でいえばブランドや常連客という"無形の資産"にあたります。近年はSNSが、この資産を全国規模に広げる装置になっており、発信力のある美容師は、技術という『労働』に加えて集客という『資産』を持つことで、平均を大きく上回っていきます。同じ資格・同じ技術でも収入差が開くのは、この資産の有無によるところが大きいのです。

美容師の平均年収はいくら?30歳で「388万円」のリアル。歩合制とSNS集客で差がつくお金事情
美容師の平均年収はいくら?30歳で「388万円」のリアル。歩合制とSNS集客で差がつくお金事情

美容師の年収は、技術力だけでなく、SNSでの発信力や指名客という"資産"をどれだけ築けるかによって大きく変わってくるといえそうです。

参考資料

染矢 有稀