スマホに替えたい、エアコンを買い替えたい、補聴器を考えているなど、これから大きな買い物を予定している65歳以上の人もいるでしょう。

東京都と区市町村は、65歳以上の人がスマートフォン、エアコン、補聴器を買うときの費用を助成しています。いずれも令和8年度に受け付けている助成です。

期限はエアコンが令和9年3月31日までで、スマホは区市町村ごとに決められています。たとえば足立区と墨田区のスマホの助成は、令和9年3月10日が締め切りです。

この記事では、東京都に住む65歳以上が使える3つの助成について、金額と対象、申請のタイミングを順に解説します。

1. 【65歳以上の助成】東京都と区市町村が行う3つの購入費の助成

はじめに、3つの助成の全体像を確認します。実施しているのは、スマホが区市町村、エアコンが東京都、補聴器が区です。

東京都に住む65歳以上が使える3つの購入費の助成1/2

スマホ購入費は最大3万円、エアコンは東京ゼロエミポイントで8万円分の値引き、補聴器購入費は区ごとに上限が違う。申請のタイミングは購入した当日、購入するとき、購入する前と制度ごとに異なる

出所:東京都デジタルサービス局「高齢者のデジタルデバイド解消に向けたスマートフォン活用支援事業」などを参考にLIMO編集部作成

  • スマホ購入費の助成:最大3万円(区市町村が実施)
  • エアコンの購入支援:8万円分の値引き(東京都の東京ゼロエミポイント)
  • 補聴器購入費の助成:上限は区ごとに異なる(区の独自の制度)

スマホとエアコンの助成は、予算に達すると期限の前でも受け付けを終えることがあります。使う予定がある人は、早めに条件を確かめておくと安心です。

2. 【スマホの購入費助成】東京都の支援を受けて区市町村が最大3万円を助成

1つ目は、スマホの購入費の助成です。東京都は、区市町村が65歳以上を対象に行うスマホの購入支援を後押ししています。

2.1 助成は最大3万円で、本体や手数料も対象

東京都デジタルサービス局の案内によると、助成の対象になるのは、スマホ本体の購入費、充電器の購入費、契約事務手数料などの各種手数料です。これらの総額に対して、3万円が上限です。

令和8年8月26日時点で事業の案内を公開している自治体として、23区では千代田区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区(予定)、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区が挙がっています。

市町村では、八王子市、三鷹市、府中市、町田市なども実施しています。一方で、中央区、目黒区、板橋区、練馬区のように一覧に載っていない区もあります。

2.2 スマホの購入費助成の対象は初めて買う65歳以上

都が示す共通の要件は、65歳以上で、実施する区市町村に住民登録があることです。そのうえで、東京都公式アプリに対応し、マイナンバーカードを読み取れるスマホを初めて購入する人が対象になります。

購入は指定の店舗で行い、スマホ教室などを受講します。購入したスマホには、東京都公式アプリの登録、LINE公式アカウントの友だち追加、区市町村が指定するアプリのインストールも必要です。

年齢の数え方や受け付けの期間は区によって違います。たとえば江戸川区は令和9年3月31日時点で満65歳以上の人が対象で、受け付けは令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。

足立区は令和8年8月1日から、墨田区は令和8年4月1日から受け付けを始めており、どちらも締め切りは令和9年3月10日です。墨田区は、申請から2カ月程度で助成金が振り込まれると案内しています。

太田 彩子

自治体の助成は、申請の順番や締め切りが制度ごとに違います。使う予定があるなら、買う前に住んでいる区市町村の案内を確かめておくと安心です。