自分の家の世帯年収は、全体の中でどのあたりにあるのか。平均と比べても、平均は一部の高い世帯に引き上げられるため、位置はつかみにくいものです。

総務省の「家計調査(家計収支編)2025年平均」は、二人以上の世帯を年間収入の低い順に並べて5等分した「年間収入五分位」ごとに、境目の金額と家計の収支をまとめています。上位20%の境目は923万円でした。

この記事では、世帯年収の五分位と十分位の境目、各グループの平均年収、会社などに勤める世帯に絞った場合の境目を確認します。

1. 世帯年収の上位20%の境目は923万円。家計調査の年間収入五分位の境界値

まず、家計調査の年間収入五分位がどのような区分なのかと、二人以上の世帯の境界値を見ていきます。

1.1 年間収入五分位は、世帯を年間収入の低い順に並べて5等分したグループ

総務省統計局の用語の解説によると、五分位階級は、世帯を収入の低い方から順番に並べ、世帯数の上で5等分した5つのグループです。低い方から第Ⅰ、第Ⅱ、第Ⅲ、第Ⅳ、第Ⅴ五分位階級と呼びます。

各グループは二人以上の世帯全体の20%ずつにあたります。家計調査の「年間収入」は、過去1年間の収入です。

1.2 世帯年収の五分位の境界値は343万円・493万円・681万円・923万円

2025年平均の二人以上の世帯では、第Ⅰと第Ⅱの境目が343万円、第Ⅱと第Ⅲが493万円、第Ⅲと第Ⅳが681万円、第Ⅳと第Ⅴが923万円でした。

世帯年収の五分位の境界値と各グループの平均(二人以上の世帯・2025年平均)1/2

家計調査2025年平均の二人以上の世帯について、年間収入五分位の境界値と各グループの平均年収を示した図。境界値は343万円、493万円、681万円、923万円。平均年収は第Ⅰ五分位267万円、第Ⅱ412万円、第Ⅲ582万円、第Ⅳ792万円、第Ⅴ1289万円。勤労者世帯の境界値は521万円、678万円、828万円、1045万円

出所:総務省統計局「家計調査 五分位・十分位の境界値」、「家計調査(家計収支編)2025年平均 第2表」を参考にLIMO編集部作成

【二人以上の世帯の年間収入五分位の境界値】

  • 第Ⅰと第Ⅱの境目:343万円
  • 第Ⅱと第Ⅲの境目:493万円
  • 第Ⅲと第Ⅳの境目:681万円
  • 第Ⅳと第Ⅴの境目:923万円

1.3 世帯年収の十分位で見ると、真ん中の境目は580万円、上位10%の境目は1152万円

同じ世帯を10等分した十分位の境界値も公表されています。低い方から280万円、343万円、408万円、493万円、580万円、681万円、789万円、923万円、1152万円です。

第Ⅴと第Ⅵの境目である580万円が、二人以上の世帯をちょうど半分に分ける金額です。上位10%に入る境目は1152万円でした。