海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う団体「Puppy Kitty NYCity」のInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

投稿によると、保護施設に迎え入れられた猫のアーティーは、骨と皮だけと表現されるほど痩せ細っており、里親探しの動画を撮影していたところ、もう1匹の保護猫フィドラーがひょっこりと画面に映り込み、思いがけないサプライズとなったといいます。

執筆時点で9826回再生、1415件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用(月平均)についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【骨と皮だけに痩せ細っていた猫】アーティーが見せる、懸命に生きようとする姿

食事を口にする猫アーティー。骨格が浮き出るほど痩せ細った体つきがうかがえる1/5

食事を口にする猫アーティー。骨格が浮き出るほど痩せ細った体つきがうかがえる

出所:@puppykittynycity

投稿によると、保護されたばかりの猫アーティーは、まさに骨と皮だけといえるほど痩せ細っており、その姿を見るだけで胸が締めつけられるといいます。

長い間、満足に食事を与えられていなかったとみられ、体にはほとんど脂肪や筋肉が残っていません。

それでもアーティーは非常に前向きな性格で、甘えん坊な一面を見せながら懸命に頑張っているとのこと。

担当スタッフは、アーティーが心身ともにゆっくりと回復できるよう、静かで愛情に満ちた里親宅(フォスター先)を探しています。体重を増やし、大切にされる経験を初めて味わってほしいという願いが込められています。

2. 【思いがけない"乱入者"】撮影中に現れた人懐こい保護猫フィドラー

撮影中にひょっこり顔を出し、愛らしい表情を見せる保護猫フィドラー2/5

撮影中にひょっこり顔を出し、愛らしい表情を見せる保護猫フィドラー

出所:@puppykittynycity

アーティーの様子を撮影している最中、突然もう1匹の保護猫フィドラーが画面に登場するハプニングがありました。人懐こく、人前に出ることを恐れないフィドラーの姿に、投稿を見た人たちからも自然と笑みがこぼれたといいます。

投稿では、フィドラーは人懐こい性格で、すでに正式な家族を迎える準備ができていると紹介されています。アーティーとはまったく異なる境遇にある2匹ですが、投稿では里親(フォスター)としてアーティーを、正式な家族としてフィドラーを迎えてほしいと呼びかけられており、まったく違う物語を持つ2匹がそれぞれの形で新しい生活を始められるよう、力を貸してほしいと伝えています。

コメント欄では

  • 「なんて可愛い子なの。里親になれますとDMを送りました」
  • 「フィドラーはオレンジ色の猫がお気に入りみたい……土曜日はサイファイと遊んでいたよ!」

など、2匹を気遣い、里親に名乗り出る声も含めた温かいコメントが多く寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回のアーティーとフィドラーの投稿をリサーチしていて印象的だったのは、たった1本の動画の中に「フォスター」と「アダプト」という、保護活動における2つの異なる支援の形が同時に描かれていた点です。アーティーのように衰弱した状態で保護された動物は、まず一時的に安心して過ごせる里親(フォスター先)のもとで体力を取り戻すことが優先されます。一方でフィドラーのように心身ともに元気で、社会性もある子は、正式な家族(アダプター)を見つけることが次のステップになります。同じ「保護猫」という言葉でも、必要とされている支援の形はそれぞれ違うのだと、あらためて実感させられました。もし皆さんの周りで保護犬・保護猫の里親募集を目にしたときは、金銭的な寄付だけでなく、期間限定でも動物を預かるフォスターという関わり方があることを、ぜひ知っておいてもらえたらと思います。アーティーが早く安心して回復できる場所を見つけられること、そしてフィドラーが心から安心できる家族と出会えることを、心から願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「見捨てるわけにはいかなかった」古傷だらけの猫を保護、これから受診というタイミングに反響

            「見捨てるわけにはいかなかった」古傷だらけの猫を保護、これから受診というタイミングに反響    

Instagramで話題!海外の動物保護アカウント@puppykittynycityに保護された、体に古い傷や首輪の跡が残る猫セイラー。過酷な状況から救われ施設で穏やかな表情を見せる様子やSNSに寄せられた温かい反響をご紹介します。さらに保護猫を迎えたい方へ向けて、月平均1万1865円とされる最新の飼育費用やフード代の値上がり傾向、住まいの条件まで徹底解説!保護動物の現状や猫との暮らし、費用事情に関心がある方必読の記事です。

5.2 「新鮮な水を飲む姿に涙が出る」錆びた水たまりで生きていた保護猫の変化に反響

            「新鮮な水を飲む姿に涙が出る」錆びた水たまりで生きていた保護猫の変化に反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@puppykittynycityさんがInstagramに投稿した保護猫・ダンプスターファイアのエピソードをご紹介します。長らくきれいな水にすら手が届かなかった黒猫がたっぷりと水を飲めるようになった変化に、SNSでは喜びと称賛のコメントが寄せられました。また記事後半では、猫を迎える前に知っておきたい猫の飼育費用についても解説しています。

5.3 「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響

            「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@littlestepsmatter.baliさんがTikTokに投稿した、生後7週間の子犬が使われていない豚小屋に一匹だけ取り残されていた末に保護された緊急レスキューの様子をご紹介します。全身に及ぶ複数の病気を抱えながらも懸命に生きようとする姿に、多くのユーザーから応援の声が寄せられました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

参考資料