試乗車上がりの中古車の中古車を購入するメリットは数多くありますが、ここでは3つのメリットを挙げます。

1つ目のメリットは「高年式(年式の若い)で走行距離の短い、新車に限りなく近い状態の車が安く買える」ということです。

試乗車はモデルチェンジや最新装備をお客様に見せる義務を果たすために短くても3カ月、長くても1年以内に入れ替わります。入れ替わった車はもちろん中古車として流通するわけですから「限りなく新車に近い状態」で売りに出されます。

それに試乗車は決まった短いルートしか運用されないケースが多いため、走行距離が3,000km程度の車もあれば数100kmしか走っていないという車もあります。

中古車と聞くと長い間使われた、悪く言えばボロい車が多いイメージもありますから、こういった車があるのは魅力的ですよね。

2つ目のメリットは「装備が整っていて状態が良い」ということ。

前述しましたが、試乗車は「お客様の購買意欲を高めるための車」ですから、高価なカーナビやフロアマットをはじめとしたディーラーオプションが数多く装着されています。

試乗車上がりの中古車を購入すれば、あとから必要なパーツを取り付ける必要性がほぼありません。

もっと言うと新車に限りなく近い状態ですのでタイヤやバッテリーといった高価な消耗品の交換も必要がありませんから、車両代とは別の余計な費用がかかりません。

ちょっぴり古い中古車を買うとなると、最新式のカーナビを取り付けたくなったり必要な整備をしたりと余計な費用がかかることもありますから、こういった点も魅力的なポイントです。

最後のポイントは「安心感」です。

素性のわからない中古車はどのように使われていたかわかりませんが、試乗車という出自がわかっているので非常に安心感が持てます。

試乗車上がりの中古車を購入する人は「価格」と「装備」だけではなく「前の所有者が新車ディーラーだから」という理由の人もいるくらいなのです。

逆にデメリットは存在する?