秋になると園芸店やホームセンターにマーガレットの苗がたくさん並びます。
「秋に植えて冬を越せるのか、春の苗を待った方がいいのか」と聞かれることがあります。

そんな相談をされたら、私は経験をもとに「秋植え」をおすすめしています。

園芸歴25年になる私の経験則では、秋のうちに株をしっかり育てておくことで、春の花数がぐんと変わってきます。この記事では、マーガレットを秋に植えて、春にたっぷり花を咲かせる方法をご紹介しますね。

1. マーガレットは秋植えがベストな理由

秋に植え付けて育てると、春にこれだけ満開になるボンザマーガレット1/4

マーガレット

著者撮影

マーガレットは春の花のイメージがありますよね。春に満開の花を咲かせ、園芸店ではたくさんの苗が並んでいます。一方でマーガレットは、年に2回、春と秋にお花を楽しめる植物なので、今の秋のタイミングにも、品種は限られますが、ちらほら見かけるようになります。

秋植えにすると、まだ暖かい秋のうちに株をじっくり育てられるのが魅力です。花付きの株であれば、秋のうちから少し花を楽しむこともできますよ。

2. 春にマーガレットを満開モリモリにさせるテクニック

10月に植え付け後、すべて摘芯したボンザマーガレット。4月にはこれだけ咲きます2/4

10月に植え付け後、すべて摘芯したボンザマーガレット。4月にはこれだけ咲きます

著者撮影/ボンザマーガレット

マーガレットには、さまざまな品種があります。なかでも、ボンザマーガレット(サントリーフラワーズ)は、もともと摘芯しなくても自然にこんもり咲いてくれる丈夫な品種です。

ですが、私はさらに欲張って満開を目指すため、秋に植え付けた苗の花芽を試しにすべて摘み取ってみました。その結果、4月には写真のように植木鉢からあふれるほどの花が楽しめましたよ。

摘芯とは、今咲いている花やつぼみをすべて切ってしまう作業のこと。秋冬の間は花を楽しめなくなりますが、その分、株の充実に力を使えるので、春にはいつも以上の満開が期待できます。

当然ですが、花やつぼみを摘芯してしまうと、その後30日前後は花が咲かない期間が続くことになります。秋に美しい花を楽しみたい方や、無理はしたくないという方は、もちろん、そのまま花を楽しんで春に切り戻す方法でも十分きれいに咲いてくれますよ。

3. わが家で実践!マーガレットの〈冬越し〉方法とコツ

マーガレットの冬越しは霜に当てない軒下で3/4

マーガレットの冬越しは霜に当てない軒下で

著者撮影

マーガレットを秋に植え付けた場合、冬越しが心配という方も多いと思います。

私の経験と実践を踏まえての話になりますが、品種によって差はあるものの、耐寒温度は0度からマイナス5度が目安。そして、気温より霜に当てないことが冬越しを成功させるための最優先のポイントになります。

具体的には、マーガレットの冬越しは、必ず軒下など霜が当たらない場所がおすすめです。上に屋根があるだけで霜は降りにくくなります。いい軒下スペースを見つけてみてくださいね。ちなみに室内はおすすめしません。屋外で寒さに当てるのも、春の開花には大事な工程です。

霜にさえ当てなければ、マーガレットの冬越しは思っているより気楽にできてしまいますよ。

4. まとめ

秋に植えて冬越し後、春に満開のボンザマーガレット2/4

秋に植えて冬越し後、春に満開のボンザマーガレット

著者撮影

マーガレットは、秋に植えて上手に冬を越せれば、春に驚くほどたくさんの花を咲かせてくれる植物です。

私が暮らす滋賀県は、関東以西の温暖地に入るとはいえ、冬は最低気温が氷点下になり、積雪もある地域。それでも霜にさえ当てなければ、毎年しっかり冬越しすることができていますよ。

この秋、マーガレットを植えてみてくださいね。

5. 【mappysgarden】のひと言コメント

mappysgarden
この冬越しのあと、春に満開にしたいという方におすすめの丈夫な品種はボンザマーガレット(サントリーフラワーズ)です。
近年の猛暑の影響で春苗中心に切り替わっている品種も増えていますが、ネット通販などで秋苗を探すと見つかることもありますよ。。

※本記事の情報は執筆時点(2026年10月1日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。

参考資料

mappysgarden