3. 株主優待はバーモントカレーなどの詰め合わせ、ただし6カ月の継続保有などが条件
ハウス食品グループ本社は、多くの株主に同社株式を長期間保有してもらい、グループの事業内容・製品への理解を深めてもらうことを目的に、株主優待制度を設けています。次回の基準日は9月30日です。
優待の対象となるのは、3月31日および9月30日の株主名簿に、同じ株主番号で2回以上連続して100株(1単元)以上の株式保有が記載された株主です(実質的には約6カ月間の継続保有に相当します)。
保有株数に応じた優待内容(グループ製品詰合せ・寄付などからの選択)は以下の通り。
- 100株~200株未満:1,000円相当
- 200株~1,000株未満:2,000円相当
- 1,000株以上:3,000円相当
ここで注意したいのが「同じ株主番号で2回以上連続して」という条件です。
これは、単に9月30日の基準日に100株以上を保有していれば優待がもらえるという制度ではなく、直前の基準日(今回であれば2026年3月31日)から継続して2回連続で名簿に記載されている必要があるという意味です。
つまり、2026年3月31日時点で株主でなかった人が今回(9月30日)に向けて新たに100株以上を買っても、今回の優待はもらえません。
次の基準日である2027年3月31日まで継続保有して初めて対象になり、実際に優待が手元に届くのはそこからさらに数か月後になります。
優待目的で新規に買う場合は、半年以上先まで保有を続ける前提になる点を踏まえておく必要があります。
権利付き最終日は28日で、この日までに購入し、約定を成立させる必要があります。29日(権利落ち日)以降に購入すると、今回の優待・配当の対象には入りません。
なお、優待の内容や対象条件は今後変更・廃止される可能性があるため、最新の情報は必ず公式サイトを確認してください。
4. ハウス食品グループの9月25日株価
株価終値は4,027円(前日比:+37円、+0.93%)となりました。主な指標はPER(会社予想)21.35倍、PBR(実績)1.25倍、配当利回り(会社予想)2.48%。
5. 記者コメント
香辛・調味加工食品事業が本業の増益をけん引しましたが、通期の営業利益・経常利益の下方修正も同事業の予想だけに集中しています。
原材料コスト上昇の影響を受けやすい事業でもある点は、今後の決算でも確認しておきたいところです。なお、今回の純利益の大幅増は投資有価証券売却益という特別利益によるもので、本業の伸びを示す営業利益・経常利益の増減率とは分けて見る必要があります。
外食事業では、壱番屋の非公開化検討が報じられる一方、決算上は営業減益という結果でした。会社側は「決定した事実はない」としており、今後の動向を確認したいところです。
株主優待については、9月30日の基準日に向けて新規に株式を購入しても今回の優待はすぐには受け取れず、2027年3月31日まで継続保有して初めて対象になる点に注意が必要です。
参考資料
- ハウス食品グループ本社株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月4日発表)
- ハウス食品グループ本社株式会社「株主還元・株主優待」
- ハウス食品グループ本社株式会社「株主・投資家情報」
高原 祥子