3. 照会で「わかること」「わからないこと」

制度を使う前に、どこまでの情報が得られるのかを正しく理解しておく必要があります。

3.1 わかるのは契約の「有無」のみ

この制度でわかるのは、生命保険各社における生命保険契約の「有無」だけです。

3.2 契約内容や保険金の請求は各社への問い合わせが必要

契約の種類や保障内容、保険金額までは調べられません。

保険金等の請求手続きについても、生命保険協会が代行することはありません。

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照会で「わかること」「わからないこと」生命保険契約照会制度で判明する範囲

LIMO編集部作成

照会の結果、契約が「ある」と分かった保険会社については、申請者自身がその保険会社に直接連絡し、契約内容の確認や保険金の請求手続きを進める必要があります。

この制度は、あくまで「調べる入り口」を提供するものであり、その先の手続きまで肩代わりしてくれるわけではない点は押さえておきましょう。

4. 申し込みから結果が届くまでの流れ

申し込みから結果が判明するまでには、一定の日数がかかります。

4.1 必要になる主な書類

申し込みには、照会代表者自身の本人確認書類のほか、法定相続人であることが確認できる書類、対象者の死亡が確認できる書類などが必要になります。

複数の相続人がいる場合は、その旨を示す書類の提出を求められることもあります。

必要書類は申し込みのパターンによって細かく分かれているため、事前に生命保険協会の公式サイトで自分のケースに当てはまる書類を確認しておくとよいでしょう。

4.2 結果が届くまでは14営業日が目安

照会結果は、利用料金の支払いから14営業日、日数にしておよそ3週間程度を目安に、マイページ上にアップロードされます。

相続税の申告など、期限のある手続きと並行して進める場合は、この日数も見込んでスケジュールを立てておく必要があります。

5. まとめ

生命保険契約照会制度は、家族が生命保険に加入していたかどうかを、生命保険各社に個別に問い合わせることなくまとめて調べられる仕組みです。

利用できるのは、家族が亡くなったとき、認知判断能力が低下したとき、災害で死亡・行方不明になったときの3つのケースで、利用料金は6000円(災害時は無料)です。

ただし、わかるのはあくまで契約の「有無」までで、契約内容の確認や保険金の請求は、判明した保険会社に自分自身で問い合わせる必要があります。

結果が届くまでには3週間程度かかることも踏まえ、必要になりそうな場面では早めに申し込んでおくとよいでしょう。

制度の詳細や必要書類は変更される可能性があるため、実際に利用する際は生命保険協会の公式サイトで最新の情報を確認してください。

参考資料

和田 直子