お子さんがいるご家庭の保護者の方の中には、

「子供に早くからお金のことをきちんと教えたい」

「自分は大人になってお金のことで不安になることがあったから、子供には小さい時からお金と上手に付きあうコツを教えて欲しい」

と幼少期からの「お金の教育」に関心を持つ方も多いことでしょう。

家庭で楽しくマネーリテラシーを育むなら、まずは身近なお買い物の仕組みから学べるドリルがぴったりです。

本記事では、くもん出版の『シールたっぷりレッスン 5さいからできる おかね おかいもの編』を実際に使ってみたリアルなレビューや感想について詳しくご紹介します。

また、教育に力を入れている方なら、あわせて知っておきたい「こどもNISA」の基本的な概要についても冒頭で解説します。

1. 【こどもNISA】いよいよ10月1日に口座受付開始

いよいよ、主要な証券会社で10月1日から口座開設受付が開始される「こどもNISA」。

0歳から17歳の子供を対象とした、将来の教育資金などの準備を「投資」で行うための非課税制度です。

制度の正式な開始は、2027年1月1日以降になります。この日以降に実際に投資信託などの積立買い付けができるようになります。この制度の特徴を見てみましょう。

1.1 年60万円まで税金ゼロで運用可能

こどもNISAでは、1年間に最大60万円、通算で600万円まで投資が可能です。

通常なら利益の約20%が税金として引かれますが、それがすべて手元に残るため、教育資金をムダなく準備できるのが大きな魅力です。

1.2 対象は「コツコツ長期的」に育てる投資信託

投資できる商品は、金融庁の基準をクリアした「長期・積立・分散」に適した特定の投資信託に限られています。大きなリスクを避けながら、時間をかけて着実に資産を増やしていく仕組みです。

1.3 12歳(中学生)からはお金を引き出せる

原則として子供が12歳以上になれば、親子で話し合って同意したうえで、必要な分を売却して現金で受け取れます。

一部売却も可能ですが、子供のための大切な資金なので計画的に活用することが推奨されます。

1.4 18歳になると自動で「大人のNISA」へ移行

子供が成人(18歳)を迎えると、運用中の資産は自動的に大人の「つみたて投資枠」へと引き継がれます。面倒な手続きなしで、成人後の資産形成へスムーズに移行できます。


このように、「こどもNISA」の強みは、非課税期間が無制限で長期運用しやすく、年間60万円・最大600万円まで投資できる点です。

18歳で新NISAへ自動移行されるほか、12歳以降は中高の進学費用など必要に応じて途中で引き出せる柔軟さも大きな魅力ですね。

2. 【5歳からできる金融教育】今すぐできるのがいい!お金について学べる幼児ドリル

さて、「こどもNISA」のような将来のための資産運用は、基本的には親が主導しますが、日常の中で「お金」に興味を持たせるなら、いま目の前でできる体験から始めるのが一番手っ取り早いし、ありがたい!

そう思った筆者が手に取ったのは、くもん出版の『シールたっぷりレッスン 5さいからできる おかね おかいもの編』

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筆者撮影

筆者撮影

「5さいからできる」

というのは、早期教育に力を入れる親御さんにとって魅力的な部分ではないでしょうか。

実際に中面を少しご紹介しましょう。

※ごく一部です。なにせワークも裏表1セットで36セット、つまり72のワークがあるのです。たくさん遊べてお得です!

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筆者撮影

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目を引くのはやはりたっぷりのシール。4枚にわたって「287枚」と十分な枚数があるので、物足りなさ皆無のボリュームなので、兄弟でも楽しめます。

初版が2023年のこの商品ですが、2026年現在、壱万円札は渋沢栄一、五千円札は津田梅子と、しっかりと最新の「顔」に更新されているのもGOOD。

初めて硬貨を目にする子供も、戸惑いなくお金に親しめるように「1えんだま」「5えんだま」など、お金の名前から学ぶことができます。

3. 【5歳からできる金融教育】「ごっこ遊び」で自然にお金の使い方が身につきます

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筆者撮影

筆者撮影

「おかいもの編」とあるとおり、実際にお買い物ごっこができるのがポイント。

ケーキ屋さんなどのお店やフリーマーケットなど、実際に金銭の授受が発生する場面も想定して、「ごっこ遊び」をしながら自然とお金の使い方、数え方、ものの値段などを覚えたり、読めたりするようになります。

なお、筆者の子供は男児2人ですが、これはままごと遊びが好きな女の子のほうがハマるのではないかなと思いました。

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筆者撮影

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そしてごっこ「遊び」だけでなく、しっかりと「学び」の要素があるのも、さすがの商品だなと思う点です。

ものの値段と、実際に支払うべきお金を線で結んだり、左のお金の絵と右のお金の絵が同じ金額になるように考えたり、算数の要素もあります。

算数好きな息子、このワークの部分に食いついておりました(笑)

楽しみながら学べていいね!

キャッシュレス決済が主流になっている今、息子が使っている算数セットには、模擬硬貨が入っていなかったので、このドリルで学ぶことができてよかったです。

「今日は〇枚ね」と、ワークの部分を1枚ずつはがして、親が子供に与えてもいいですよね。ノルマにならず、遊びながらお金の知識を自然と身につけることができます。

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筆者撮影

筆者撮影

実際にシールを貼りながら値段に対して必要な硬貨やお札を学べました。

そして4歳の次男も「おかねの なまえと きんがく」のページでは嬉々としてシール貼りにいそしんでおりました。

あれ? 4歳からも遊べますね(笑)

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筆者撮影

筆者撮影

おかいものごっこで使う財布は紙でできているので、実際にハサミやのりを使って作ります(その間をテレビを見ながら寝転がって待つ4歳児が後ろに映ってます)。

手、目、耳、頭をフル回転させて遊べるドリルなのでした。

4. 【5歳からできる金融教育】ここは注意!知っておくべき点

最後にちょっと注意したい点、これをあらかじめ知っておくともっと楽しめる!と思った点を紹介します。

4.1 厚紙の切り離しが難しい

シールやお金カードに使う厚紙は、ドリル本体についており、ミシン目で切り離す仕様です。その切り離しが、子供の力では難しく、力任せにはがそうとすると破れてしまうので、大人の方が手伝ってあげたほうがいいなと思いました。

4.2 シールブックあるある「繰り返し遊べない」

シールブックの宿命、「一度貼ったらそれで終わり」。

繰り返し遊べないところもあることもあらかじめ知っておいたほうがいいかなと思いました。ただ、厚紙で作った模擬硬貨や模擬お札などがあるので、それを使って何度も遊べるのはいいですね。

4.3 親が隣でサポートすると親子で楽しめる

共働きをしているご家庭などでは、家事の最中は1人で静かに遊んでくれるドリルのほうがいい、と思われる親御さんもいると思います。

しかし、このドリルは、「お金」に初めて触れる子供を対象にしています。

なので、子供がわからないところは、すぐ一緒に考えたり教えたりできる環境が整っている時、つまり親が近くにいる時に体験したほうがいいなと思いました。

このドリルをきっかけに、じっくり子供と向き合える時間を作ってみてはいかがでしょうか。

5. 商品情報

最後に商品情報をご紹介します。

『シールたっぷりレッスン 5さいからできる おかね おかいもの編』

  • 監修: 白井一之
  • 対象: 5歳以上
  • 判型・ページ数: A4判・80ページ
  • 定価: 1210円(税込)
  • 本体サイズ: 縦29.7×横21.0×厚さ0.9cm
  • ISBN: 9784774333380

6. 【筆者のコメント】

長島 迪子

7歳と4歳の息子たちと一緒に楽しんだドリルのレビュー、どうだったでしょうか。

5歳からのお金教育は少し難しそうに感じられますが、買い物ごっこやシール貼りなら親子で楽しく学べますね。

新紙幣のデザインに対応している点や、手作業を交えて計算の基本まで身につく工夫がとても魅力的です。親子で対話を生みだすきっかけとして、ぜひ体験してみてください。

参考資料

長島 迪子