なかには、「金銭面に不満はないが、とにかく一緒にいたくない」と苛立っている人もいるのでは。「今は我慢できるが、夫が定年を迎えるのが憂うつ…」「老後は自由な時間を楽しみたい」という声も少なくありません。

そんななか、最近では「卒婚」を実行する人も増えてきました。婚姻関係は保ったまま、「配偶者にできるだけ干渉しない」「自分のライフスタイルを満喫する」という夫婦関係になるのです。

ここで、60代前半の方々の「卒婚」に対する考えを見てみましょう。明治安田生活福祉研究所による『2018年人生100年時代の結婚に関する意識と実態』では、60代前半の男性の61.4%、女性の78.7%が卒婚を「良い」「どちらかと言えば良い」と感じていることが分かりました。男女ともに、多くの人が卒婚に対して好印象を持っているようです。

卒婚には、「離婚はしたいが老後資金が不安」「離婚後の居住地に困る」といった悩みを抱えている人にも向いているといえます。離婚をするほどでも…と迷っている方は、卒婚をした自分をイメージしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

「離婚」には、今後の生活費や住む場所を確保する難しさ、子どもへの影響など、さまざまなリスクが潜んでいます。勢いで離婚の道を選んで後悔しないためにも、今のうちから対策を練っておきましょう。今回ご紹介した「お金に対するお互いの不満を解消しておく」「卒婚という選択肢を視野に入れておく」といった方法で、夫婦関係を見直してみるのもおすすめですよ。

LIMO編集部