3. 株主優待:初回の権利確定日は9月30日、600株以上でポイント進呈

京阪神ビルディングが5月13日に新設を発表した株主優待制度は、毎年9月30日時点の株主名簿に記録された600株以上の株主を対象に、保有株式数に応じてポイントを進呈するものです。

3.1 【株主優待ポイント表】(1ポイント≒1円相当)

保有株式数:進呈ポイント

  • 600株〜999株:25,000ポイント
  • 1,000株以上:50,000ポイント

※この600株・1,000株という基準は、2026年7月1日付の1株→2株の株式分割後の株数です。分割前でいえば300株〜499株が600株〜999株の区分に、500株以上が1,000株以上の区分にそれぞれ相当します。

ポイントは株主限定サイト「京阪神ビルディング・プレミアム優待倶楽部」で、お米やブランド牛などのグルメ、スイーツ、飲料、電化製品、選べる体験ギフトなど5,000種類以上の商品と交換できるほか、他社のプレミアム優待倶楽部導入企業のポイントとも合算できる共通コイン「WILLsCoin」に交換することも可能です。

対象株主には、交換方法などを案内する「ご案内」が11月中旬(予定)に送付されるとしています。

権利を得るために実際に株式を買うべき期限(権利付き最終日)は、基準日(9月30日、水曜日)の2営業日前が権利付き最終日、1営業日前が権利落ち日にあたり、権利付き最終日は28日、29日、基準日(権利確定日)は30日となります。

4. 京阪神ビルディングの9月25日の株価

9月25日の東証終値は1,086円で、前日比+5円(+0.46%)でした。PER(会社予想)は14.80倍、PBR(実績)は1.23倍、配当利回り(会社予想)は2.76%。

年初来高値は1,182円(7月7日)、年初来安値は874円(4月24日)です。

京阪神ビルディングの年間チャート1/1

京阪神ビルディングの年間チャート

出所:LIMO&ファイナンス

5. 記者コメント

京阪神ビルディングは大阪圏に物件が集中する不動産賃貸会社ですが、決算を分解すると、都心型データセンタービルという領域で売上の過半を稼いでいる実態が見えてきます。

ただし、これはIT・クラウド事業ではなくあくまで不動産賃貸事業である点、また今回の純利益上方修正の主因が資産売却という一過性の特別利益である点は、混同しないよう区別しておきたいところです。

今回新設された株主優待は9月30日が初回の権利確定日となるため、動向を確認しておきたい銘柄といえそうです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

高原 祥子