3. 権利付き最終日は9月28日、9月30日が株主優待・中間配当の基準日

チムニーの株主優待は毎年3月末日と9月末日の年2回、株主名簿に記載された株主を対象に贈呈されます。

国内株式の決済ルール「T+2」(約定日から2営業日後に受け渡しが完了する仕組み)から逆算すると、9月30日を基準日とする今回の権利を得るためには、2営業日前にあたる28日までに株式を買い付ける必要があります(=権利付き最終日)。

翌29日は権利落ち日となり、この日以降に買い付けても今回の株主優待・中間配当の対象にはなりません。

4. 保有株数別の株主優待の中身

チムニーの株主優待制度は、2025年3月31日時点の株主から紙のお食事券の発送を取りやめ、デジタルクーポンでの提供に一本化されました(優待の内容自体に変更はありません)。

9月末基準日分は例年12月中旬に案内が発送され、デジタルクーポンの有効期限は翌年5月31日までとなっています。

保有株数:優待内容(いずれか選択)

  • 100株以上499株まで: (1) お食事券(デジタルクーポン)3,000円相当/または(2) チムニーオリジナル「角力(すもう)カレー」4パック
  • 500株以上: (1) お食事券(デジタルクーポン)15,000円相当/または(2) 「角力(すもう)カレー」20パック相当/または(3) チムニーグループ厳選ステーキセット(1セット)

食事券は紙のクーポン券ではなくデジタルクーポンのみで提供されるため、案内に記載されたURLやQRコードをスマートフォンなどで読み取って利用する必要があります。

利用できるのはチムニーグループの店舗の飲食代金で、持分法適用関連会社の「つぼ八」では利用できません。

ほかの割引券との併用はできませんが、外食の機会が多い人にとっては飲み会や家族での食事の際に実質的な節約につながる優待といえます。

100株を保有するだけで年2回、合計6,000円相当のお食事券またはカレーを受け取れる計算になり、500株以上であれば年間合計30,000円相当まで選択肢が広がります。

株主優待制度も含め、内容は今後変更・廃止される可能性があるため、最新の情報は同社の公式サイトを確認してください。

5. チムニー<3178>の株価

9月18日の終値は1,203円(前日比▲2円、▲0.17%)でした。

PER(会社予想)は92.82倍、PBR(実績)は3.63倍、配当利回り(会社予想)は0.42%。

年初来高値は1,380円(3月19日)、年初来安値は1,037円(6月3日)。現在値1,203円はこの中央値をわずかに下回る水準で、年初来高値からは約12.8%低く、年初来安値からは約16.0%高い位置にあり、年初来レンジのほぼ真ん中で推移している状態です。

チムニーの年間チャート1/1

チムニーの年間チャート

出所:LIMO&ファイナンス

6. 記者コメント

チムニーの第1四半期決算は、営業利益ベースでは増益を確保しており、原価・経費のコントロールが一定の効果を上げていることがうかがえます。

一方で経常利益の落ち込みは持分法適用関連会社とみられる投資先の損益悪化という営業外の要因が大きく、通期の純利益・配当予想も前期を大きく下回る計画です。

株主優待の内容だけを見れば手厚く映りますが、収益・配当計画とセットで確認することが欠かせません。

稼ぎ頭である「はなの舞」「さかなや道場」の安定運営に加え、「魚星」のような専門業態がどこまで収益に貢献していくかが今後の焦点になりそうです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

高原 祥子