3. 個人向け国債の2026年9月募集分は、1万円あたり年224円の利子になる

1万円単位で買えるということは、1万円あたりいくらの利子になるのかが分かれば、金額を決めやすくなります。

購入単位である1万円あたりの利子に直すと、金額の見当がつけやすくなります2/2

2026年9月募集分の個人向け国債3タイプの利率と1万円あたりの年間の利子をまとめた一覧表

出所:財務省「個人向け国債の発行条件」をもとにLIMO編集部作成

図に入れた金額を、あらためて書き出します。いずれも税引前の年間の利子です。

  • 固定5年(年2.24%):1万円あたり224円
  • 固定3年(年1.96%):1万円あたり196円
  • 変動10年(年1.95%):1万円あたり195円

利子は半年ごとに年2回に分けて受け取ります。受取時には20.315%の税金が差し引かれます。

4. 個人向け国債の口座には管理手数料がかかる場合がある

買うときの決まりごととあわせて、口座まわりの費用も確かめておきたいところです。

4.1 口座の開設や維持に手数料が必要となることがある

個人向け国債を含む振替国債は、証券会社や銀行等の金融機関に開設された国債の口座で管理されます。

財務省は、金融機関によっては口座の開設あるいは口座の維持等に際して手数料が必要となるとしています。金額は金融機関ごとに違うため、口座を開く先に確かめておきましょう。

4.2 取扱機関によって発行条件や換金金額が変わることはない

一方で、財務省は取扱機関によって個人向け国債の発行条件や中途換金の換金金額が異なることはないとしています。

つまり利率や募集の価格はどこで買っても同じで、違いが出るとすれば口座にかかる手数料や、取扱いのある募集期間ということになります。

5. 個人向け国債を初めて買うときに必要なもの

初めて購入する場合は、国債の口座を開くところから始まります。

5.1 口座開設には本人確認書類とマイナンバーが確認できる書類が要る

財務省によると、初めて口座を開設するときは、犯罪による収益の移転防止に関する法律に定める書類、個人番号カードなどマイナンバーが確認できる書類、印鑑等が必要になります。

国債を購入するときには、購入代金、預金通帳、印鑑等が必要です。口座開設に数日かかる場合もあるため、募集期間の終わりぎりぎりに動くと間に合わないこともあります。

5.2 募集期間中でも取扱っていない期間がある場合がある

募集期間は、月初の発行条件の公表日の翌営業日から月末営業日までのおおむね1か月間です。2026年9月募集分は令和8年9月3日から9月30日までとなっています。

募集期間中であれば原則としていつでも購入できますが、取扱機関によっては一部の期間について取扱っていない場合もあります。こちらも取扱機関に確かめておくと安心です。

6. まとめにかえて

個人向け国債は額面1万円から1万円単位で購入でき、購入金額に上限はありません。募集の価格は額面金額100円につき100円です。

保有できるのは個人(自然人)に限られ、マンションの管理組合などの人格なき社団等は保有できません。購入者の年齢制限はなく、未成年者でも購入できます。

2026年9月募集分は固定5年が年2.24%、固定3年が年1.96%、変動10年が年1.95%で、1万円あたりの年間の利子はそれぞれ224円、196円、195円です。

金融機関によっては口座の開設や維持に手数料が必要になります。申し込む前に、取引先の金融機関で手数料と取扱いの期間を確かめてみましょう。

参考資料

和田 直子