3. 固定費、どこから減らす?見直しの順番に悩む人へのアドバイス。IFA・神田 翔平が伝えたいこと
収入が増えたはずなのに手元に残らない、というご相談は少なくありません。多くの場合、原因は固定費にあります。
ただ、固定費を減らそうと思っても、どこから手をつければよいのか分からないという声もよく伺います。ここでは、実際のご相談を組み合わせて再構成した内容をもとに、見直しの順番を整理します。
3.1 ご相談で多いお悩みは「固定費を削りたいが、どこから手をつければよいか分からない」

3.2 【IFA・神田 翔平が回答】金額の大きい順に見て、生活の質が変わらないものから削る
考えるポイントは二つです。
一つは金額の大きさ、もう一つは削減しても生活に影響が出ないかどうかです。
まず1年分の固定費を書き出し、金額の大きい順に並べてください。多くの場合、上位は住居費、保険、通信費、車の順に並びます。次に、その中から削っても暮らしが変わらないものを選びます。使っていない特約のついた保険や、契約したまま見直していない通信プランは、金額が大きいわりに削っても生活は変わりません。逆に住居費は効果が大きい反面、動かすには引っ越しが必要です。時間が取れないときは、上位3つを1年に1つずつ点検する形でも十分に効きます。
4. まとめにかえて
今回は、中間管理職の年収と働き方の実態を確認してきました。
所定内給与の平均は部長63万5800円、課長52万9200円、係長39万9200円。賞与を年4カ月分と仮定した年収では、部長が約1017万円、課長が約847万円となり、給与所得者全体の平均478万円を大きく上回ります。
一方で、中間管理職の86.8%はプレイングマネージャーで、マネジメントに専念できているのは13.2%にすぎません。業務負担が増えたと答えた人は51.0%、最大の悩みは部署の人材不足で50.3%でした。
収入が増えても、家計を見直す時間が取れなければ支出だけが膨らみます。まずは1年分の固定費を書き出して、金額の大きい順に並べてみてください。順番が決まれば、限られた時間でも手をつけられます。
残す仕組みとしては、昇給や賞与の一定割合を生活費とは別の口座へ自動で取り分ける方法があります。NISAやiDeCoといった税制優遇制度を使った積み立ても、自動で引き落とす設定にしておけば意識せずに続けられます。
忙しい時期ほど、手をかけずに続く仕組みが効いてきます。まずは固定費の一覧を作るところから始めてみてはいかがでしょうか。
