LCC(格安航空会社)のPeach Aviation(ピーチ・アビエーション)は、創業15周年のブランドリニューアルに伴い、客室乗務員、運航乗務員、地上係員が着用する制服を全面刷新し、2026年10月1日より着用を開始します。
本記事では、リニューアルされたPeachの制服の内容についてはもちろんのこと、日本の大手航空会社であるANA、JAL、九州や沖縄路線を中心に運航する地域系航空会社ソラシドエア、そして独立系の航空会社スカイマークの客室乗務員の制服も紹介。
各社のオリジナリティあふれる素敵な装いを比較します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. Peachが創業15周年で初の新制服を導入!10月1日より着用開始
Peachにおける制服の全面リニューアルは、2012年の就航以来、今回が初めてとなります。
客室乗務員・地上係員、運航乗務員のデザインの特徴と、機内コミュニケーションの起点として期待される「謎の桃ポーチ」について詳しく紹介します。
1.1 客室乗務員・地上係員:多様な着こなしと快適性を両立
客室乗務員と地上係員の制服には共通のデザインが採用され、機体や空港などの空間全体と調和する温かみのあるデザインに仕上げられています。
多様で自由なスタイリング
ジャケットとパンツは男女共通のデザイン・素材を採用しています。新たに導入されたワンピースを含め、スタッフそれぞれの個性に合わせた自由な組み合わせが可能です。
一体感を高めるディテール
スカーフとネクタイは共通のデザインとなっており、ワンポイントとしてレザー調のベルトを取り入れることで上質な雰囲気を演出しています。
足元への配慮
社員がより健康かつ快適に働ける環境づくりの一環として、フットウェアには従来のパンプスだけでなくスニーカーの着用も可能になりました。
1.2 運航乗務員:品格と操縦性を追求したシングルジャケット
運航乗務員の制服は、プロフェッショナルとしての信頼感と品格を体現したデザインへと刷新されました。
洗練されたシルエット
ジャケットにはスタイリッシュなシングルデザインを採用しています。
すぐれた機能性
コックピット内での細やかな操縦動作をサポートするため、適度なゆとりと優れたストレッチ性を確保しています。
象徴的なウイングバッジ
胸元に輝くウイングバッジの羽根の中央には、Peachの新ロゴと同様に「葉っぱのモチーフがついた桃」があしらわれています。
1.3 機内での会話を弾ませる「謎の桃ポーチ」がかわいい
今回の新制服運用開始にあわせて、Peachならではのユニークな象徴的アイテム「謎の桃ポーチ」が導入されます。
導入の目的
客室乗務員が機内でお客さまと一歩踏み込んだコミュニケーションをとり、会話のきっかけを創出することを目的としています。
気になる「中身」
ポーチの中身はあえて秘密(「謎」)とされており、不定期に更新される予定です。
くぅ~!この中身は気になりますね!(笑)
愛らしいデザインと着用方法
立体的でかわいらしい桃のフォルムと、新ロゴのモチーフである葉っぱのデザインが特徴です。機内サービス時には腰やストラップに装着して携行されるそうです。
2. 【美しく機能的な制服】国内主要航空会社の制服比較
Peachの新制服登場に伴い、あらためて注目が集まる国内航空各社のユニフォーム。
ここでは日本の航空会社4社の制服の特徴を比較します。
2.1 ANA(全日本空輸) 2015年〜現在(10代目)
ライトグレーのジャケット・ボトムスに、ANAのブランドカラーである鮮やかなブルーラインを後身頃やスカートに大胆に配置しています。
2.2 JAL(日本航空) 11代目(2020年〜)
洗練された美しいスタイルと高い動作性を両立させています。シンボルである鶴丸ロゴのレッドを効果的にあしらい、客室乗務員にパンツスタイルを正式導入しています。
2.3 スカイマーク 2016年導入モデル
シックなネイビー(紺色)をベースに、スカイブルーと黄色のアシメトリーな差し色が映えるデザインです。
2.4 ソラシドエア ブランドシンボル統一モデル
ブランド名変更に伴い導入された制服は、深いダークグレーのスーツに、ブランドカラーである「ピスタチオグリーン(ソラシドグリーン)」をスカーフやディテールに配したデザイン。空港内を移動する際に着用する帽子が印象的です。
いかがでしょうか。
ANAやJAL、スカイマーク、ソラシドエアなど各社も、それぞれのブランド理念や働きやすさを反映した制服を展開していましたね。
進化を続けるユニフォームは、空の旅を彩るおもてなしの象徴と言えそうです。
3. 【筆者のコメント】
Peachの新制服は、スニーカーの着用を可能にするなど働くスタッフの快適さを尊重しつつ、自由な着こなしができる点が非常に時代に合っていて素敵だと感じました。
乗客とのコミュニケーションをつくる「謎の桃ポーチ」のような遊び心も、移動の時間を楽しくしてくれそうです。
記事後半で取り上げている大手や独立系航空会社の制服比較と見比べることで、それぞれの会社のカラーやこだわりをより深く楽しんでいただければ幸いです。
4. 【知っておきたい免税店のこと】免税店とは?免税店の基本的な仕組みとルール
空港を訪れた際に、楽しみにしている方も多い「免税店」。
そもそも、免税店とはどんなお店なのでしょうか。また、その仕組みや販売ルールはどのようになっているのでしょうか。
免税は通常生活用の物品に限られ、事業・転売目的は対象外です。同一店舗における1人1日の購入合計額に応じて以下のルールが適用されています。
一般物品(家電、衣類、宝飾品など)は5000円以上
消耗品(食品、飲料など)は5000円以上、50万円以下
※消耗品は日本国内での消費を防ぐため、指定された方法で包装(パッキング)する必要があります。
免税店の基本的な仕組みと正しく販売するためのルールについて詳しく知りたい方は、「【知っておきたい免税店のこと】免税店(輸出物品販売場)とは?知っておくべき対象者と物品のルール」にて詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
参考資料
- Peach 「ブランドリニューアル 昨日までの私たちができなかったことを」
- Peach プレスリリース「創業15周年のブランドリニューアルにともない、新制服を発表!」
- ANA「制服の歴史」
- JAL「制服の歴史-JAL客室乗務員」
- スカイマーク「スカイアテンダントの新制服を発表」
- ソラシドエア「ブランドプロミス」
- ソラシドエア「客室乗務職 2027卒採用」
長島 迪子