親はいままでの自分の経験も踏まえて「ここはこうしておいた方が良い」という思いがあります。自分と同じ失敗はしてほ欲しくない、より良い環境を我が子に……そう思うことは親として素晴らしいと思います。

ですが、「勉強すれば良い」のではなく「勉強すれば良いのはなぜか」を子ども自身が気付くことが大切なのではないでしょうか。

本来の親としての役割は、この『自分で気付くことに対する導き、その後のサポート』なのではないでしょうか。自分自身で気付いたことは、一生の宝となり、さまざまな点で自分を支えてくれます。そしてこの気付きのタイミングは人によって異なります。

子ども本人が自ら気付き、その時に最善の道へとサポートをすることが大切なのではないでしょうか。

普段から夫婦のコミュニケーションが大切

子どもに手を差し出せる対象が、母親1人だけではなく父親の存在もあるということは大変心強く大切です。そのためには、普段から親として我が子を見守る姿勢が必要と言えるでしょう。

両親がいる家庭の中で、どちらか一方だけが「頑張っている」ということが、今回のような妻の不満・夫の独りよがりな行動に繋がったものと考えられます。その影響をもっとも受けてしまうのは子どもです。

その様な問題を解消するためには、普段からの夫婦間のコミュニケーションが大事と言えます。
子どもを通じたコミュニケーションだけではなく、夫婦2人がお互いを正面から見据えたコミュニケーションが大事なのです。

そして、子どもに求められた時に夫婦2人がともに同じ目線で考え悩み得たものは、一生の財産として、子どもの背中を強く推してあげる力となるのではないでしょうか。

LIMO編集部