厚生年金で月20万円以上を受け取っている人は、受給権者のうち18.8%でした。

8割以上は月20万円未満です。世帯で合計するといくらになるのか、確かめておきたいところです。

本記事では、厚生年金と国民年金の平均月額、そして受給額ごとの人数を確認します。

なお、公的年金の仕組みや平均受給額に関する詳しい解説は、下記の記事より一部を引用・参照しています。

【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
【国民年金+厚生年金】月15万円(年180万円)以上もらう人は何%?平均受給額を一覧で確認!私的年金の見直しで押さえておきたいポイント
【国民年金+厚生年金】月15万円(年180万円)以上もらう人は何%?平均受給額を一覧で確認!私的年金の見直しで押さえておきたいポイント
ココがポイント
  • 厚生年金で月20万円以上を受け取る人は18.8%で、8割以上は20万円未満です
  • 厚生年金の平均月額は15万289円、国民年金は5万9310円です
  • パートでも厚生年金に加入すれば、その期間分だけ老齢厚生年金が増えます

1. 厚生年金と国民年金の平均月額

まず平均額を確かめます。厚生年金と国民年金の平均月額について、LIMOの記事「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」から要点を引きます。

厚生年金の平均年金月額は〈全体〉15万289円、〈男性〉16万9967円、〈女性〉11万1413円(いずれも国民年金の金額を含む)。国民年金は〈全体〉5万9310円、〈男性〉6万1595円、〈女性〉5万7582円です。年金の受給額はこれまでの加入状況によって決まるため、人によって大きな差が生じる点には注意が必要です。

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

2. 【世帯の年金】厚生年金で月20万円以上は18.8%にとどまる

平均だけでは分布が見えません。厚生年金(国民年金部分を含む)の受給額ごとの人数を確かめます。

厚生年金の受給額ごとの受給権者数1/2

厚生年金の受給額ごとの受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

2.1 1万円刻みで見る受給権者数

1万円刻みの人数は次のとおりです。

  • 1万円未満:4万3399人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4137人
  • 2万円以上~3万円未満:3万5397人
  • 3万円以上~4万円未満:6万8210人
  • 4万円以上~5万円未満:7万6692人
  • 5万円以上~6万円未満:10万8447人
  • 6万円以上~7万円未満:31万5106人
  • 7万円以上~8万円未満:57万8950人
  • 8万円以上~9万円未満:80万2179人
  • 9万円以上~10万円未満:101万1457人
  • 10万円以上~11万円未満:111万2828人
  • 11万円以上~12万円未満:107万1485人
  • 12万円以上~13万円未満:97万9155人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3506人
  • 14万円以上~15万円未満:92万9264人
  • 15万円以上~16万円未満:96万5035人
  • 16万円以上~17万円未満:100万1322人
  • 17万円以上~18万円未満:103万1951人
  • 18万円以上~19万円未満:102万6888人
  • 19万円以上~20万円未満:96万2615人
  • 20万円以上~21万円未満:85万3591人
  • 21万円以上~22万円未満:70万4633人
  • 22万円以上~23万円未満:52万3958人
  • 23万円以上~24万円未満:35万4人
  • 24万円以上~25万円未満:23万211人
  • 25万円以上~26万円未満:15万796人
  • 26万円以上~27万円未満:9万4667人
  • 27万円以上~28万円未満:5万5083人
  • 28万円以上~29万円未満:3万289人
  • 29万円以上~30万円未満:1万5158人
  • 30万円以上~:1万9283人

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

公的年金収入が月20万円以上に達しているのは、厚生年金の受給権者のうち18.8%にとどまります。

8割以上の人はひと月20万円未満です。年金収入は世帯単位で考える必要がありますが、公的年金だけで生活を組み立てるなら自助努力による備えも欠かせません。

なお、この割合は厚生年金を受給している人のなかでの数字です。国民年金のみを受け取っている人を含めて全体で見ると、月20万円以上の割合はさらに低くなります。

石津 大希

 

石津 大希

月20万円以上が18.8%という数字は、個人単位の話です。世帯で合計しても、会社員(年収500万円)とパート厚生年金20年の組み合わせで24万3528円、夫婦のみ無職世帯の平均的な支出には5万3301円届きません。年間では63万9612円の不足です。パート期間の上乗せ月1万962円は20年で263万880円になりますが、この差を単独で埋める規模ではありません。取り崩しか就労延長か、埋め方を先に決めておきたいところです。