今の会社に不満を感じて、「すぐにでも退職したい!」と考えていませんか?しかし会社を辞めることは、想像以上に大変なことです。そこで今回は、「会社を辞めるときに考えたいこと」を紹介します。後半では「退職代行サービス」についてもお伝えしていますので、参考にしてみてください。
大企業であっても、退職を考える人は少なくない
入社してみると、「思っていた環境と違った」と感じる人は少なくありません。また、ブラック企業に入ってしまって、心身ともに疲弊している人もいます。そのため、はやめに見切りをつけて退職を選ぶことは、自分を守る意味でも、ある意味正しいことといえます。
また、若い人ほど会社に見切りをつけることが多いようです。事実として、厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況(平成30年10月23日発表)」によると、平成27年3月に卒業した大卒者のうち、31.8%もの人が入社3年以内に退職しています。
若手の退職は、大企業であっても例外ではありません。「大きな仕事ができる!」と期待を抱いて入社したものの、現実は歯車のような仕事しかさせてもらえず、新しい環境を求めて転職する若手も増えています。
「会社を辞めたい!」と思ったときに考えたいこと
「今すぐ会社を辞めたい」と考える人は、少なくないでしょう。一方で、会社を辞めることは、人生の大きな決断でもあます。そこで、「会社を辞めたい!」と思っているときこそ、以下の質問を自分に投げかけることが大切です。
辞めても未練がないか?
退職するということは、会社のネームバリューや福利厚生を捨てるということです。とくに大企業に勤めていて、ベンチャー企業に転職するときは、環境のギャップに苦しむことも。「今あるもの」を手放すことに未練がないかは、必ず自分に問いかけておきましょう。
生活の変化に耐えられるか?
家庭がある人は、転職によって家族の生活にも変化が起きることも。とくに年収は生活に直結します。年収が下がる場合は、配偶者などとよく話し合って退職を決めましょう。
転職先で活躍するイメージをもてているか?
たとえば、会社の業績に不安を感じて、伸び盛りのベンチャーに転職しても、結局は「自分の成長」が求められます。転職先は、「逃げ道」ではありません。新しい環境で信頼を築き、成果を上げていくプレッシャーと向き合えるかは、慎重に検討したいことです。