「クロネコ」のヤマトHLDが急落して年初来安値更新! 日経平均株価は小幅続伸

【東京株式市場】 2019年9月20日

株式市場の振り返り-日経平均株価は上値が重い中で小幅続伸、終値も22,000円台を維持

2019年9月20日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,079円(+34円、+0.2%) 小幅続伸
  • TOPIX 1,616.2(+0.5、+0.04%) わずかに続伸
  • 東証マザーズ株価指数 863.9(+15.6、+1.9%) 大幅続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,157、値下がり銘柄数:886、変わらず:108
  • 値上がり業種数:19、値下がり業種数:14
  • 年初来高値更新銘柄数:137、年初来安値更新銘柄数:1

東証1部の出来高は14億5,859万株、売買代金は2兆7,700億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。FOMCや日銀金融政策決定会合などの大きなイベントが終了して目立ったニュースがなかったものの、3連休を控えたポジション調整に伴う売買などにより、相応に活況な商いとなりました。売買代金は3兆円には届きませんでしたが、2兆8,000億円に迫る水準まで膨らんでいます。

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そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。ただ、前場の半ばに一時+160円高まで上昇しましたが、大引け直前には一時+3円高まで上げ幅を縮小する場面が見られるなど、上値の重さが意識されたようです。それでも、終値は小幅続伸となり、約5カ月ぶりに連日での22,000円台乗せで終わりました。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、最後はかろうじてプラス圏を維持する続伸で引けています。また、TOPIXの5日連続での1,600ポイント台乗せも約5カ月ぶりのことでした。

東証マザーズ株価指数は大幅続伸、売買代金は32日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,259万株、売買代金964億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は32日連続で1,000億円を下回りましたが、1,000億円に大きく近づくなど、久々に個人投資家の物色意欲が回復した印象があります。

また、株価指数も+2%高に迫る大幅上昇となる続伸となりました。この回復傾向が一時的なものかどうかまだ懐疑的ですが、今後の個人投資家の動向に注目が集まりましょう。

セコムが約19年ぶりの高値更新、インドの法人税引き下げでスズキが後場に急騰

個別銘柄では、セコム(9735)が堅調に推移して約19年ぶりの高値更新となり、信越化学工業(4063)や三菱地所(8802)も年初来高値更新で引けました。

また、医薬品株の一角にも見直し買いが向かい、テルモ(4543)が大幅高となり、中外製薬(4519)は連日で年初来高値を更新しています(上場来高値でもあります)。

さらに、ハイテク株の一角にも買いが継続し、オリンパス(7733)が再び年初来高値を更新し、カシオ計算機(6952)も連日の高値更新となりました。

また、ゲーム関連株も物色され、コロプラ(3668)が前々日に続きストップ高となったほか、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)も年初来高値を付けました。

その他では、取引時間中にインド政府による法人税引き下げが発表されたことを受け、スズキ(7269)が後場に急騰して終値も大幅高になったことが目を引きました。

一方、需給悪化懸念からヤマトホールディングス(9064)が▲8%超の急落となり、東証1部で唯一の年初来安値更新となりました。

また、ハイテク株では日立製作所(6501)やNEC(6701)が大幅安となり、小売り株ではファミリーマート(8028)や良品計画(7453)などが大きく値を下げています。

なお、前日に29年ぶりの上場来高値更新となった富士急行(9010)は、取引時間中に再び高値更新なりましたが、その後は利益確定売りに押されて終値は下落しました。

新興市場(東証マザーズ)では、会社側発表ニュースが好感されたサンバイオ(4592)が久々の大爆騰となり、一時ストップ高まで買われました。また、そーせいグループ(4565)も急騰しています。一方、フリークアウト・ホールディングス(6094)は大幅続落となり、ミクシィ(2121)も値を下げました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。