一向にパワハラを改善しない場合、どのような結末が待っているのでしょうか。パワハラを続けるブラック上司に出会った方に、その目撃談を聞いてみました。

・「休みの日も部下に電話をかけまくり、『今すぐ来い』『今日中に仕事を終わらせろ』と命令する上司がいました。不満が爆発し、上司の言動を上の立場の人に相談することに。すると、降格処分により今の地位から下がる命令が出されていました」

・「ミスをした女性スタッフに罵声を浴びせ続けた課長が、法務部に報告されていました。その結果、子会社に異動させられることが決定。どうやら、以前から彼のパワハラが問題視されていたようです」

「上司の言葉で一気に疲れが…」その言葉とは?

先ほどの目撃談によると、パワハラによって降格や異動を命じられるケースもあるようです。たとえ相手を傷つけるつもりがなくても、言葉ひとつで相手に不満や疲労感を与えてしまうことも少なくありません。そこで、部下のやる気を損なわせる言葉をチェックしておきましょう。

養命酒製造は、東京都で働く1000人に対して「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査」を実施しました。その結果、41%の人が「疲れが倍増する言葉を上司に言われたことがある」と答えています。そのトップ3は、以下のようになりました。(複数回答)

1位:「常識でしょ」/「当たり前でしょ」(24.4%)
2位:「前にも言ったよね?」(23.9%)
3位:「まだ終わらないの?」/「仕事遅いね」(21.0%)

普段、無意識のうちに使っている言葉はありませんでしたか?このような言葉を多用している方は、表現や伝え方を見直しておきましょう。

まとめ

パワハラに悩んでいる人が、自ら退職したり自殺を考えるようになったりするケースも多く見られます。「反抗してこないから大丈夫」「これぐらい厳しくしないと」といった思い込みは避けておきましょう。適度に褒める、行動を認めるなど、部下や後輩を理解している態度を示すのも大切ですよ。

LIMO編集部