国税庁が公表した「令和6年分民間給与実態統計調査」によれば、日本国内における給与所得者の平均給与は477.5万円でした。
女性の平均給与は333.2万円となっており、全体平均を大きく下回る水準にとどまっています。
「今の職場でいくら頑張っても、年収400万円が遠い……」と感じている場合、その原因は個人の能力や努力不足ではなく、「所属している業界の構造」にあるかもしれません。
本記事では、女性の年収400万円到達を阻む「業種間のギャップ」に着目し、年収の天井を突破するための業界戦略について詳しく解説します。
この記事の3つのポイント
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女性で年収400万円超は31.0%:業界選びが最大の要因 -
女性平均500万円超の2大業界は金融・保険と情報通信 -
低給与業界からの脱却、同業界内での年収アップ策も紹介
女性の年収400万円超は31.0%。「頑張り」の前に立ちはだかる業界の壁

国税庁のデータによると、女性で年収400万円超を達成している割合はわずか31.0%にとどまります。男性の67.8%と比較しても非常に大きな開きがあり、女性にとって「年収400万円」は一つの高いハードルとなっているのが現状です。
しかし、このハードルの高さは一律ではありません。年収400万円に届くかどうかを大きく左右しているのが「どの業界で働くか」です。
同調査における業種別の平均給与を見ると、最も平均給与が高い業種(電気・ガス・熱供給・水道業:832.4万円)と最も低い業種(宿泊業・飲食サービス業:279.3万円)の差額は、実に約553.1万円に達します。
個人の努力や残業時間で埋めるには限界があるほどの給与差が、業界の構造によって生じています。
女性平均でも500万円超!「金融・保険」「情報通信」が高年収な理由

全14業種の中で、女性のみの平均給与データに絞っても500万円を超えている業界が2つ存在します。
- 金融業・保険業:女性平均 502.0万円
- 情報通信業:女性平均 502.3万円
全体の女性平均給与が333.2万円であることを考えると、この2業種に身を置くだけで「年収400万円超(上位31.0%)」に入る確率は格段に高まります。
なぜこの2業界は給与が高いのか?
- 高い利益率と生産性:形のない「サービス・情報・金融商品」を扱うため、仕入れコストや原価率が低く、粗利益率が高いビジネスモデルを確立しています。
- 専門性と専門職手当:ITスキルや金融知識など専門性の高い業務が多く、スキルに応じた昇給制度や資格手当が充実しています。
- 制度の整った大手企業の多さ:育児休業や時短勤務などの両立支援制度が整っており、ライフイベントを挟んでもキャリアや役職を維持しやすい環境が整っています。


