2019年9月13日に行われた、株式会社フルスピード2020年4月期第1四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。 ※話し言葉に忠実に書き起こしております。IR資料

スピーカー:株式会社フルスピード 代表取締役社長 友松功一 氏

2020年4月期第1四半期決算説明会

友松功一氏:株式会社フルスピード代表取締役社長の友松功一でございます。それでは、2020年4月期第1四半期の決算の概要についてご説明いたします。

グループが目指す姿

まず、今期の方針でございますが、戦略ドメインを「ヘルスケア」「BtoB」「クロスボーダー」というかたちで設定しており、該当分野の積極的な投資と営業活動を行ってまいります。

FY2020.1Q実績

続きまして、決算の概要についてでございます。第1四半期の結果になりますけれども、売上高につきましては4パーセント増収の54億2,100万円、営業利益につきましては23パーセント減の2億3,200万円という結果になりました。

FY2020.1Q進捗

計画に対する進捗でございますが、ご覧のとおり、売上高につきましては進捗率25パーセントでございます。利益につきましては若干ビハインドしておりまして、17~18パーセントというかたちとなっておりますけれども、期初の計画につきましては順調に推移している状況でございます。

売上高の増減分析

続きまして、売上高の増減分析についてでございます。アドテクノロジー事業が、3億6,400万円の増加、インターネットマーケティング事業につきましては、大型顧客の解約等がございまして、約1億円の減収となっております。

営業利益の増減分析

続きまして、営業利益の増減分析についてでございます。営業利益につきましては、アドテクノロジー事業の増収による効果で粗利益が増加しているものの、人件費等の投資が嵩んでおりまして、結果的には2億3,200万円というかたちで約23%の減益という結果となっております。

課題と対策

今期の課題と対策でございます。まず市場環境につきまして、この1年ぐらいでインターネット広告市場の環境はだいぶ変化しております。このような環境の変化に合わせまして、まずはアフィリエイトを中心とした広告のクリーン化・健全化といったところの対策を強化してまいります。

組織のところにつきましては、ここ数年、人材獲得がなかなか難しいということで、採用費および人件費が高騰しております。このような状況に対応するため、セブ島を中心としたオフショア拠点の活用を、より一層推進していく計画でございます。

財務体質

続きまして、B/Sにつきましては、自己資本比率が53.4パーセントとなっておりまして、引き続き安定したキャッシュフローの積み上げができている状況でございます。

アドテクノロジー(パフォーマンス) afb

続きまして、ビジネスの進捗についてでございます。まずはパフォーマンスマーケティング事業でございます。

主力商品の「afb」につきましては、今期も市場の変化はございますが、順調に増収という結果となっており、今後はASEANを中心としたグローバル事業といったところに力を入れていく計画でございます。

アドテクノロジー(パフォーマンス) FORiT

また、いわゆるアフェリエイト広告ではなく、「CRO」というサイトを訪問された方のコンバージョン比率が上がっていくようなサービスも、追加でご提供していくといったところでございます。

アドテクノロジー(DSP) CRAID

続きまして、アドテクノロジー事業の進捗でございます。アドテクノロジー事業は、昨期から引き続きまして外部企業と戦略的なアライアンスを進めており、今後も、とくにBtoBに特化した提携等を推進していく計画となっております。

それによりまして、BtoB市場の圧倒的なNo.1を築いていくところを目指してまいりたいと考えております。

戦略ドメイン

続きまして、新規の事業開発につきましては、最初にお伝えしましたとおり、「ヘルスケア」「B2B」「クロスボーダー」の3領域を中心とした投資活動に取り組んでまいりたいと考えております。

クロスボーダー

クロスボーダーに関しましては、まずはASEAN地域というところで、シンガポール、マレーシア、台湾といったところを中心に、「afb」のサービスを展開していくというところが進んでおります。

ヘルスケア

ヘルスケアに関しましては、こちらにありますとおり、お客さまのコンバージョンを最適化していくようなサービスに力を入れておりまして、CRMのサービスやクリエイティブ、デザインの最適化をはかるサービスに積極的に投資をしている状況でございます。

以上、2020年4月期第1四半期の決算の概要についてご説明をさせていただきました。

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