SNSで友達の夏休みの旅行の報告を見て「羨ましいなあ~」と思う反面、「それじゃ私も」と負けじとSNSに写真をUPしたりしていますか?「自分も幸せよ!」アピール、したくなりますよね?それは「マウンティング」かもしれません。
実は結構自分の深層心理に迫ることのできる「マウンティング」について、観察、考察していきましょう。
そもそも「マウンティング」とは?
もともとは、哺乳類に見られる「俺の方が優位なんだぞ」と序列をはっきりさせるためにする交尾の体勢になる、馬乗りになる行為です。(そういえば、格闘技でも「マウントポジション」という馬乗りになった状態を指す言葉がありました)サルは、オスメス関係なく行われます。
今回お話しするマウンティングは、相手に「自分の方が上だ」ということを誇示するための言動です。同性間でマウンティングされることも結構あります。具体的には、どんなことをマウンティングというのでしょうか?
マウンティングあるある①「夏休み、どこ行った?」
会社での一場面で、年末年始や夏休みなどに遊びにいったところの自慢をしたいけれど、自分の話から切り出さずに「お盆、どこかいった?」と切り出してくるパターンによくでくわします。「△△さんはどこか行ったんですか?」と切り返すと「近場にしかいけなかったんだけど~」と言いながら実はけっこう遠いところへ行った話を聞かされたり、「○○ホテルはさすがによかった」など自慢話をされたり、ちょいちょいマウンティングしてきます。
会員制のリゾートのことを大声で話している人もいました。会員権を持っている人にしか分からない話、例えば「泊数制限があってさ~」というような話を、持っている人同士で結構大声でしていたりして「いやあ、僕はそんな高いグレードではないので・・・アハハ」と謙遜なのかマウンティングなのか分からない会話をしていました。
マウンティングあるある② SNSで「夫と結婚記念日のディナーに行ってきました」
女性の場合は、場の空気を読むのであからさまにマウンティングしてこないパターンが多くあります。友達の幸せを見てモヤモヤすることはよくあることです。
子供の成長記録を装い、海外旅行で泊ったホテルのゴージャスさを事細かにSNSにUPしてレポートして「こんなに幸せなのよ!」という公開マウンティングになっている投稿も、あります。
マウンティングあるある③「そんな常識もしらないの?」
マウンティングには、自慢することで立場が上になろうとするだけでなく、相手を蹴落とすことで自分の立ち位置を上にするという「技法」もあります。自分と違う習慣がある人に対して「そんな常識も知らないの?」とあからさまに攻撃することも。「常識」を盾にして自分のいうことを聞かせるというマウンティングもあります。
マウンティングをする人の「特徴」とは
「いるいる!そういう人!」と膝を打つこと、ありましたか?では次に、マウンティングする人たちの特徴を探りましょう。
人を見下す
何かにつけて、人を見下した発言をします。あからさまに言わないケースでは「自分はこれだけ知っている」アピールを繰り出し、自分の立ち位置を確保します。言い方や態度にも、言わずもがな出てしまうのです。
悪いところを指摘されるとキレる
そんなに怒るようなことでなくても、プライドが傷つくレベルが低く、ちょっとしたことでも怒ります。
人の話を聞かない
人が話しているのを遮って自分の話を始めます。そのくせ、話の途中でコチラから話そうとすると「私の話を聞きなさい」と人の話を遮ります。「さっきこちらの話を遮ったくせに、どれだけ自分のこと棚に上げているんだよ!」とツッコミたくなります。