4.2 【国民年金の受給傾向】男女の平均額とボリューム層の特徴

国民年金の平均額(全年齢)10/10

国民年金の平均額(全年齢)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

国民年金の受給額分布(1万円刻みの人数一覧)

  • 1万円未満:5万1828人
  • 1万円以上~2万円未満:21万3583人
  • 2万円以上~3万円未満:68万4559人
  • 3万円以上~4万円未満:206万1539人
  • 4万円以上~5万円未満:388万83人
  • 5万円以上~6万円未満:641万228人
  • 6万円以上~7万円未満:1715万5059人
  • 7万円以上~:299万7738人

国民年金の平均年金月額は全体で5万円台です。男性は6万円台、女性は5万円台と4000円ほどですが男女差が見られます。

「6万円以上~7万円未満」が最も厚い受給層となっており、多くの人が満額に近い年金額を受け取っていることが読み取れます。

5. まとめ

ここまで、60歳から90歳以上の各年齢層における国民年金と厚生年金の平均受給額を詳しく見てきました。

公的年金は老後の生活を支える大きな柱ですが、現役時代の働き方や加入期間、性別などによってその受給額には大きな個人差があることがお分かりいただけたかと思います。

特に2026年度は増額改定が行われたものの、長引く物価高への対策としては、年金だけに頼り切るのではなく、個々の状況に合わせた事前の備えがより重要視される時代になっています。

老後の生活設計を健やかなものにするためには、まずご自身の「ねんきん定期便」などを通じて将来の正確な受給見込額を把握することが第一歩となります。

その上で、無理のない範囲での資産寿命の延ばし方や生活費のシミュレーションを行い、計画的な準備を進めていくことが安心感へとつながるでしょう。

豊かなセカンドライフに向けて、今できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか