いよいよ「2026 FIFAワールドカップ(以下、W杯)」の決勝トーナメントの幕が開けます。日本のベスト16をかけた大一番の相手は「ブラジル」です。

FIFA世界ランキング6位のいわずとしれたサッカー強豪国ですが、歴史的瞬間を目撃するために、リアルタイムで応援しようという方も多いでしょう。

試合はどこで見られるのか、今後のテレビ放送のスケジュールや予想される対戦国と合わせて紹介します。

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Erman Gunes/shutterstock.com

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1. 地上波放送は「フジテレビ系列」。本田圭佑解説の「NHK BS」にも注目

今大会の日本戦は全試合が地上波で放送予定であるため、テレビを所持していれば誰でも手軽に視聴することが可能です。

グループステージは、2026年6月15日(月)のオランダ戦が「NHK総合」、2026年6月21日のチュニジア戦が「日本テレビ系列」、2026年6月26日(金)の第3戦が「NHK総合」で放送されました。

そして、決勝トーナメントで日本のラウンド32を放送するのは「フジテレビ系列」。6月30日(火)0時50分から、メインキャスターにジョン・カビラ、メイン解説に元日本代表の小野伸二という豪華な布陣で生中継します(試合開始は2時)。

一方、人気を集めそうなのが、同じく生中継を予定している「NHK BS」です。グループステージで「自由すぎる」と話題を呼んだ本田圭佑が解説を務めることが決定しています。

このほか、全104試合を配信するDAZNでも日本戦や準決勝以降の試合はアカウントを作成すれば、無料で視聴することができます。テレビの前で観戦するのは難しいという方はこちらを選択するのもありでしょう。

注意したいのは、本試合は「NHK ONE」での生中継は予定されていないということです。同サービスの配信対象は「地上波(総合・Eテレ)」のみなので、「NHK BS」の放送は対象外となっています。

2. 今後の地上波放送のスケジュール

W杯決勝トーナメントの地上波放送は、グループステージと同じくNHK総合・日本テレビ系・フジテレビ系で行われます。具体的な対戦カードが公開されたので、紹介します。

2.1 NHKの放送スケジュール(決勝トーナメント)

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出所:NHK

出所:NHK

決勝トーナメントは計15試合を生中継する予定。内訳は、1回戦8試合、2回戦3試合、準々決勝1試合、準決勝1試合、3位決定戦、決勝となっています。

日本代表については、勝ち上がった場合、1回戦をBS、2回戦以降を地上波で生中継します。

【ラウンド32】

  • 6月29日(月)4:00〜 ラウンド32 南アフリカ vs カナダ(総合)
  • 6月30日(火)2:00〜 ラウンド32 日本 vs ブラジル(BS)
  • 6月30日(火)10:00〜 ラウンド32 オランダ vs モロッコ(総合)
  • 7月1日(水)10:00〜 ラウンド32 メキシコ vs エクアドル(総合)
  • 7月2日(木)5:00〜 ラウンド32 ベルギー vs セネガル(総合)
  • 7月2日(木)9:00〜 ラウンド32 アメリカ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ(総合)
  • 7月3日(金)4:00〜 ラウンド32 スペイン vs オーストリア(総合)
  • 7月3日(金)12:00〜 ラウンド32 スイス vs アルジェリア(Eテレ)
  • 7月4日(土)3:00〜 ラウンド32 オーストラリア vs エジプト(総合)

【ラウンド16】

  • 7月5日(日)2:00〜 ラウンド16 「南アフリカ 対 カナダ」の勝者 vs 「オランダ 対 モロッコ」の勝者(総合)
  • 7月6日(月)5:00〜 ラウンド16 「日本 対 ブラジル」の勝者 vs 「コートジボワール 対 ノルウェー」の勝者(総合)
  • 7月8日(水)5:00〜 ラウンド16 「スイス 対 アルジェリア」の勝者 vs 「コロンビア 対 ガーナ」の勝者(総合)

【準々決勝以降】

  • 7月12日(日)6:00〜 準々決勝(総合)
  • 7月16日(木)4:00〜 準決勝(総合)
  • 7月19日(日)6:00〜 3位決定戦(総合)
  • 7月20日(月)4:00〜 決勝(総合)

なお、地上波放送の試合は「BSP4K」で高画質の生中継も予定されています。

2.2 日本テレビ系列の放送スケジュール(決勝トーナメント)

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Gorodenkoff/shutterstock.com

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日本テレビ系列では以下の6試合を放送します。日本戦が放送されるのは、準決勝に進出した場合のみです。

  • 7月1日(水)1:39〜4:30 ラウンド32 コートジボワール vs ノルウェー
  • 7月3日(金)7:40〜10:25 ラウンド32 ポルトガル vs クロアチア
  • 7月4日(土)6:40〜9:25 ラウンド32 アルゼンチン vs カーボベルデ
  • 7月5日(日)5:40〜8:15 ラウンド16 「ドイツ vs パラグアイ」の勝者 vs 「フランス vs スウェーデン」の勝者
  • 7月7日(火)3:40〜6:15 ラウンド16 「ポルトガル vs クロアチア」の勝者 vs 「スペイン vs オーストリア」の勝者
  • 7月15日(水)3:40〜6:15 または 7月16日(木)3:40〜6:15 準決勝

※公開されているスケジュールは「試合時間」ではなく「放送時間」

2.3 フジテレビ系列の放送スケジュール(決勝トーナメント)

フジテレビ系列では以下の5試合を放送します。

準々決勝は日本とは異なる組の放送となるため、日本戦が放送されるのは、ラウンド32の「ブラジル vs 日本」のみです。

  • 6月30日(火)2:00〜 ラウンド32 ブラジル vs 日本
  • 7月1日(水)6:00〜 ラウンド32 フランス vs スウェーデン
  • 7月2日(木)1:00〜 ラウンド32 イングランド vs DRコンゴ
  • 7月7日(火)9:00〜 ラウンド16 「アメリカ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ」の勝者 vs 「ベルギー vs セネガル」の勝者
  • 7月11日(土)4:00〜 準々決勝

3. ブラジルに勝利した場合、今後の日本の試合日程と対戦相手はどうなる?

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ACHPF/shutterstock.com

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日本がラウンド32でブラジルを破った場合、今後の試合日程と予想される対戦国は以下のようになります。

3.1 ラウンド16

  • 試合日程:7月6日(月)5:00~
  • 対戦予想国:コートジボワール、ノルウェー

3.2 準々決勝(ベスト8)

  • 試合日程:7月12日(日)6:00~
  • 対戦予想国:イングランド、メキシコ、エクアドル、DRコンゴ

3.3 準決勝(ベスト4)

  • 試合日程:7月16日(木)4:00~
  • 対戦予想国:アルゼンチン、コロンビア、スイス、オーストラリア、エジプト、アルジェリア、ガーナ、カーボベルデ

3.4 決勝

  • 試合日程:7月20日(月)4:00~
  • 対戦予想国:フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、クロアチア、オーストリア、スウェーデン、アメリカ、カナダ、パラグアイ、モロッコ、セネガル、ボスニア・ヘルツェゴビナ

ラウンド32を突破しても、世界ランク上位の強豪との対戦が待っていますが、日本代表の奮闘に期待したいところです。

4. FIFAの2026年北中米大会の収入は前大会の約1.5倍!

国際サッカー連盟(FIFA)が発表している財務データによると、2026年北中米大会に向けた4年サイクル(2023~2026年)の総収入は約130億ドルに達する見込みです。

さらに、大会が開催される2026年単年の総収入予算だけでも、史上最高となる89億1100万ドルを記録。これは2022年カタール大会(単年実績:57億6900万ドル)の約1.5倍に相当します。

収入の内訳は以下の通りです。

  • テレビ放映権/2022年カタール大会:29億5800万ドル→2026年北米大会年:約39億2500万ドル(約1.3倍)
  • チケット&ホスピタリティ/2022年カタール大会:9億2900万ドル→2026年北米大会年:約30億1700万ドル(約3.2倍)
  • マーケティング権利(スポンサー)/2022年カタール大会:14億2400万ドル→2026年北米大会年:約17億8600万ドル(約1.3倍)
  • ライセンス権利/2022年カタール大会:2億7000万ドル→2026年北米大会年:約1億1100万ドル(約0.4倍)
  • その他収入・所得/2022年カタール大会:1億8600万ドル→2026年北米大会年:約7200万ドル(約0.4倍)

※2022年は確定実績値、2026年は予算案の数値

一部減少している項目もありますが、テレビ放映権やスポンサー料といった主要ビジネスが順調に拡大しており、なかでも「チケット&ホスピタリティ」は約3.2倍と驚異的な跳ね上がりを見せています。

この背景には、北米のスタジアムが巨大なキャパシティを持つことに加え、1試合あたりのチケット単価が高く設定されていることがあります。

さらに、富裕層向けの「高級ホスピタリティパッケージ(高級ラウンジや食事付きのVIP席)」の需要が桁違いであることも、過去最大の収入を牽引する要因です。

また、今大会から出場チーム数が32カ国から48カ国へ、試合数も64試合から104試合へと大幅に増加したことも、全体の収入を大きく押し上げています。

一方で、こうした収入を重視する姿勢(商業主義)の弊害として、超過密日程による選手への負担増や、一般サポーターの経済的排除といった深刻な問題も表面化しています。特に高額すぎるチケット代は現地ファンの怒りを買っており、本来は非営利団体であるはずのFIFAのあり方については、今後も強い議論が続くことになりそうです。

参考資料

大蔵 大輔