相場動向まとめ
2016年3月3日のTOPIXは前日比+1.4%の―上昇でした。東証一部全銘柄で、値上がりは1,429社、値下がりは436社、変わらずは77社でした。景気敏感株に物色の矛先が向かう一方、内需デフェンシブを売る動きが散見され、典型的なリターン・リバーサル相場でした。
上がった株
三井住友ファイナンシャルグループ(8316)は前日比+9%上昇。銀行大手。相場全体に底打ち感がでてくるなかで、メガバンクの出遅れ感が注目され、三菱UFJファイナンシャル・グループ(8306)、みずほフィナンシャルグループ(8411)も大幅高となりました。
TDK(6762)は前日比+8%上昇。電子部品大手。米系証券会社による投資判断の引き上げが好感されました。
商船三井(9104)は前日比+8%上昇。海運大手。世界経済や商品価格の先行指標とされるバルチック海運指数が連日の上昇となったことや、一部証券会社から構造改革による収益改善を期待するレポートが発行されたことが好感されました。
下がった株
九電工(1959)は前日比▲3%下落。電気工事会社大手。個別の悪材料はありませんが、年明け以降の値もちが良かったため利食い売りの対象となりました。
東海旅客鉄道(9022)は前日比▲3%下落。鉄道大手。個別の悪材料は見当たりませんが、本日は同社以外のJR各社株や私鉄株なども売られています。
タカラスタンダード(7981)は前日比▲3%下落。システムキッチン大手。安定した内需関連企業としてリスクオフ局面では堅調な株価推移を示してきましたが、リスクオンとなった本日は利食い売りの対象となりました。
【2016年3月3日 投信1編集部】
■参考記事■
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LIMO編集部