しかし、妻の願い虚しくこういったチャレンジすら行えない家庭もあります。夫によっては育児を頼んだことでかえって関係が悪化して、さらなるストレスになってしまうなんてことも。そんなときは思い切って家庭以外のサポートを受けてみてはどうでしょうか。
まだ小さい未就園児の預け先として有名なのが、ファミリーサポートセンター(通称ファミサポ)と一時保育というサービスです。ファミサポは、地域で「子育ての援助を受けたい」と願う家庭と「援助をしても良い」人が会員として所属し、マッチした会員さんに子育ての手伝いを頼むというシステム。買い物や急な用事の際や、保護者の体調不良の際などに子どもを預かってもらったり、習い事の送迎がお願いできたりします。一方の一時預かりは、保育所に一時的に子どもを預かってもらえるシステム。どちらのシステムも事前に登録をしておき、申し込みをすることで利用が可能です。
自分のために育児を誰かに頼むことが心苦しいと考える母親はいまだに多く、自分の通院や美容院などを犠牲にしがちです。しかし、一度勇気を出して割り切ってみると、親はリフレッシュができ、子どもにとっても家族以外の人と触れ合えるよい経験といえます。夫に無理に頼んでケンカになるくらいなら、子育て経験豊富な第三者にお願いするのも、心の負担にならないよい方法といえるでしょう。
まとめ
以前より家事育児に参加する男性が増えてきた現代。とはいえ、まだまだ女性が望むように手伝ってもらえる人ばかりではないのが現実です。また、悪気はない夫の言動も休みのない育児に疲れた妻にとっては、イライラの原因となってしまうことも。そんな際は、感情をぶつけ合ってケンカをするよりも、うまく第三の手を借りて乗り切るのも一つの方法です。
結果、余裕が生まれたことで夫に優しくレクチャーできる可能性もあるので、柔軟に対応してみるのもいいのではないでしょうか。
LIMO編集部