3. 2025年の消費者トラブルによる被害額は7.6兆円という結果に
日々消費活動を行うみなさんにとって、決して遭いたくないトラブルが「消費者トラブル」。
しかし、2026年6月に公表された令和8年版「消費者白書」によると、2025年の消費者被害の推計額(既支払額)は7.6兆円にのぼることがわかりました。
これによると、2025年の消費者被害・トラブルの経験率は20.1%であり、前年と比較して減少しました。
また、1件当たりの消費者被害・トラブル額の平均金額(1億円以上の案件を除く)については、2025年は約52.9万円となっており、前年の約51.6万円から増加する結果となりました。
なお、2020年からの推移は下記のとおりです。
3.1 消費者被害・トラブル額の推計結果(既支払額・信用供与を含む。)
- 2020年:約3.6兆円
- 2021年:約5.6兆円
- 2022年:約6.0兆円
- 2023年:約7.9兆円
- 2024年:約9.0兆円
- 2025年:約7.6兆円
消費者被害・トラブルの推計額(既支払額:信用供与を含む)については、2025年は約7.6兆円であり、前年の約9.0兆円から減少しました。
この推計は、発生確率や平均被害・トラブル額が比較的安定して推計できる1億円未満の案件を対象としています。
なお、まれに発生する極端に大きな金額の被害案件が推計全体に影響を及ぼす可能性を考慮し、近年はこの手法がとられています。
参考資料
- 独立行政法人国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル-「家族葬だから安い」と思っていませんか?-」
- 消費者庁「令和8年版消費者白書」
- 厚生労働省「令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)の概況」
長島 迪子
