いよいよ「2026 FIFAワールドカップ(以下、W杯)」が、日本時間の2026年6月12日に開幕しました!

前大会はABEMAが「全試合無料生中継」を行って話題になりましたが、今大会は予定なし。代わりに「DAZN」が全104試合を配信することになっており、新規で契約した方も多いようです。

DAZNは5月30日から7月20日までの期間で、新規加入者対象の「DAZNでFIFAワールドカップ応援放題!キャンペーン」を実施しており、そちらも加入を後押ししています。

ただ、DAZN契約における落とし穴にはまってしまい、「予想外の出費」「分かりづらすぎる!」など、悲鳴も上がっています。本記事では、損せずに安心してDAZNを楽しむための注意点を解説します。

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ACHPF/shutterstock.com

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1. 6月12日に開幕する「2026 FIFAワールドカップ」

まずは、「2026 FIFAワールドカップ」の概要をおさらいしておきましょう。

今大会は、2026年6月12日(現地時間11日)に開幕し、7月19日まで全104試合が行われます。初の3か国(アメリカ・カナダ・メキシコ)による共同開催であることや、出場国数が従来の32か国から48か国になることなどが特徴です。

日本はグループFに入っており、以下の日程で試合が行われます。

  • 第1戦:オランダ戦 2026年6月15日(月)5:00キックオフ
  • 第2戦:チュニジア戦 2026年6月21日(日)13:00キックオフ
  • 第3戦:スウェーデン戦 2026年6月26日(金)8:00キックオフ

前大会は日本の深夜帯に行われる試合が多かったですが、今回は早朝や昼間の時間帯が多くなっています。平日に外で働いている方はなかなか視聴が難しいかもしれませんが、第2戦のチュニジア戦は日曜日ということもあり、観戦しやすくなっています。

2. 2026 FIFAワールドカップの地上波放送・配信サービス

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Erman Gunes/shutterstock.com

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今大会の日本における地上波放送・配信サービスの詳細は以下の通りです。

2.1 DAZN(ネット配信)

  • 配信内容:全104試合をライブ配信(見逃し配信・ハイライト含む)
  • 特徴:日本で唯一、全試合をライブ視聴可能。日本代表戦は登録状況に関わらず全試合無料でライブ配信

2.2 NHK(地上波)

  • 放送内容:開幕戦・決勝を含む34試合を生中継
  • 特徴:注目カードを中心に地上波で無料視聴可能

2.3 日本テレビ(地上波)

  • 放送内容:日本代表戦を含む15試合を生中継
  • 特徴:注目カードを中心に地上波で無料視聴可能

2.4 フジテレビ(地上波)

  • 放送内容:決勝トーナメント進出時の日本代表戦を含む10試合を生中継
  • 特徴:注目カードを中心に地上波で無料視聴可能

2.5 NHK BSプレミアム4K

  • 放送内容:全104試合を放送(一部録画含む)
  • 特徴:超高精細な4K映像で全試合をテレビで視聴可能。録画にも対応

2.6 NHK ONE(ネット配信)

  • 配信内容:地上波対象試合の同時配信・見逃し配信
  • 特徴:テレビを見ながらスマホやPCで別画面をチェックする「二画面視聴」にも対応

地上波放送が充実しているので無料でも十分に楽しめますが、全104試合を楽しむなら「DAZN」と「NHK BSプレミアム4K」の二択。さらに、いつでも・どこでも手軽に視聴するのであれば、DAZNが唯一の選択肢になります。

3. 半額以下キャンペーンの落とし穴

実は今回のDAZN契約の落とし穴はひとつではありません。

まずは、新規加入者を対象にした「DAZNでFIFAワールドカップ応援放題!キャンペーン」の注意点から見ていきましょう。本キャンペーンの詳細は以下の通りです。

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出所:DAZN

出所:DAZN

  • キャンペーン名称:FIFAワールドカップ2026応援放題!キャンペーン
  • 対象者: 期間中にDAZNへ「新規加入」するユーザー
  • 対象プラン:「DAZN Standard」月額プラン
  • 対象期間:5月30日(土)~7月20日(月)
  • キャンペーン価格:通常月額4200円→期間限定で月額1980円(税込)
  • 割引の適用期間: 加入から最初の3ヶ月間のみ適用

内容自体は通常の半額以下になる大変お得なものになっていますが、加入にあたってはいくつか注意点もあります。

3.1 キャンペーン対象は「直接契約」のみ

キャンペーンの対象になるのは、公式サイトからの「直接契約」のみです。通信キャリアが提供しているセットプランなどは対象外となります。

3.2 キャンペーン適用は期間限定

キャンペーン価格の月額1980円は「加入から最初の3ヶ月間のみ」適用されるものです。4ヶ月目以降は、通常の月額4200円になるため、注意しましょう。

3.3 「30日前ルール」で追加料金が発生する恐れあり

DAZNの解約にあたっては、解約日から30日間は料金が発生し続ける「30日前退会通知期間(以降、30日前ルール)」というルールが設けられています。解約の手続きを行うタイミングには注意する必要があります。

特に注意したいのが、DAZN特有の「30日前ルール」です。

W杯の期間中(6月12日〜7月20日)にフルで楽しむなら、契約期間は1ヵ月をはみ出してしまい、2ヵ月になります。ここまではよいのですが、「30日前ルール」があるため、解約手続きのタイミングを誤ると想定以上の出費が発生する可能性があります。

具体的には、以下のイメージです。

  • 契約日:6月12日(W杯の開幕日)
  • 退会手続きした日:7月20日(決勝終了直後)
  • 正式な退会日:8月19日(手続きの30日後)

決勝が終わった7月20日に解約手続きをしてしまうと、2ヵ月目の月額料金が満額発生するだけでなく、3ヵ月目の日割り料金まで追加で請求されてしまいます。

最小限の出費で抑えるための対策は、W杯決勝(7月20日)から逆算して、6月20日に先行して解約手続きを行うことです。こうすれば、支払いは「1ヵ月分+更新日からはみ出た数日間の日割り料金」だけで済み、W杯を最も安上がりにフルで楽しむことができます。

もっともはみだした期間の支払いは日割りで請求されるため、数百円程度で済みます。金額のインパクトでいえば、次に紹介する「サッカープラン契約の落とし穴」こそ、もっとも気をつけるべき落とし穴です。

4. 紛らわしすぎる「サッカー」プランの存在

解約に関する落とし穴も気を付けなければいけませんが、今回のDAZNの契約をめぐって、より話題になっているのは、紛らわしすぎる「サッカー」プランの存在です。

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出所:DAZN

出所:DAZN

新規加入者を対象にした「DAZNでFIFAワールドカップ応援放題!キャンペーン」の対象は「スタンダード」プランですが、実際の契約ページに進むと、他に「サッカー」「ベースボール」「グローバル」というプランも候補に表示されます。

「おすすめ」と書かれているのはキャンペーン対象の「スタンダード」ですが、よく見ると月額料金では「サッカー」の方がお得。しかも、こちらもキャンペーンで2600円→980円になっており、表記上はスタンダードプランの半額以下です。

「サッカー」プランという名前なので、もちろん追加料金なしでW杯も楽しめます。そのため、「サッカープランの方が安上がりだ」と思い、契約してしまう人が多いようなのです。

これのなにがまずいのかというと、「スタンダード」は月間・年間で支払い方法が選択できるのに対し、「サッカー」は年間一択。つまり、月額は980円ですが、実質的には年間2万6340円を支払う必要があるのです。

単純に980円×12ヵ月ではないのはキャンペーン適用は最初の3ヵ月限定だからです。980円×3ヵ月+2600円×9ヵ月=2万6340円という計算になります。

たしかによく見ればプラン詳細にその旨は記載してあるのですが、月額表記もあることから見落としてしまう人が多いのもうなずけます。SNSでは「予想外の出費でつらい」「分かりづらすぎる!」と悲鳴が上がっています。

DAZNとしてはW杯をきっかけに継続的に他のコンテンツも楽しんでほしいという狙いがあるのかもしれませんが、「W杯期間中だけ楽しみたい」という人が圧倒的多数派であることを考えると「不親切すぎる」、もっと言えば「罠すぎる」仕様です。

対策としては「サッカープランは選択しない」に尽きます。いろいろと気をつけることが多く、契約前からうんざりしてしまうかもしれませんが、正しく理解して損せずにW杯を思う存分楽しむ環境を構築しましょう。

参考資料

大蔵 大輔