それでは先ほどご紹介した街中の危険箇所である死角対策についてご紹介しますので参考にしてください。
エレベーター
「エレベーター」での死角対策について説明します。
【注意点】
・扉の正面には立たない
・バッグをおなか側に持ち替える
・扉が開いてもすぐに乗り込まない
まず扉の正面に立つのは危険です。仮に悪意を持った人間が乗り込んでいたら扉が開いた瞬間に襲いかかってくるかもしれません。この考え方は「乗り込む場合」と「降りる場合」も同じ考え方です。
ですから相手から見て、すぐに発見されにくい両サイドの死角に立つように心がけましょう。バッグをおなか側に持ち替えるのは、そのような人間が襲いかかってきたときに体に傷を負わないための対処方法です。
そして一呼吸して乗り込む(降りる)のは、悪意のある人間が乗っていないか?(乗り込んでこないか?)を確認するための対策です。
エスカレーター
「エスカレーター」での死角対策について説明します。
【注意点】
・進行方向を向いて立たない
・体を斜め45度にして後方が見えるように立つ
・スカートの場合は持ち物を後ろ手に持つ
・後ろの人に注意を向ける
上りも下りも同じ考え方です。進行方向を向いて立たずに体を斜め45度にして後方が見えるように立ってください。
そしてスカートの場合は持ち物を後ろ手に持って、後ろの人に注意を向けることで後方の様子がわかりますし、悪意を持った人間に対して「警戒心が強い」という意思を見せつけることができ犯罪抑止力効果が働きます。
建物の曲がり角
「建物の曲がり角」での死角対策について説明します。
【注意点】
・歩きスマホをしない
・警戒しながら曲がる
・バッグを胸の前に持ち替える
・遠回りで曲がる
建物の曲がり角は人とぶつかりやすい危険箇所の一つだと思います。まず絶対にしてほしくないのが「歩きスマホ」です。歩きスマホは視界が狭まり、注意散漫となるので周りの状況がわからず、大変危険ですからやめましょう。
そして警戒しながら遠回りで曲がることで広い視野が確保でき人の動きをより早くキャッチできます。バッグを胸の前に持ち替えるのは、悪意がある人間が目の前に現れた場合に盾として体への直接攻撃を防ぐことができるからです。
駅のホーム
「駅のホーム」での死角対策について説明します。
【注意点】
・スマホ操作をしない
・ヘッドホンやイヤホンは使わない
・周囲の状況や人に警戒をする
・黄色の線よりも後方に下がって立つ
・泥酔したら電車に乗らない
スマホ操作をしたりヘッドホンやイヤホンを使ったりするのは「歩きスマホ」と同様です。視界が狭まり、注意散漫となるので周りの状況がわからず大変危険だからです。
周囲の状況や人に警戒をして黄色の線よりも後方に下がって立つことで危険を回避することができます。また泥酔したら電車は利用しないほうがいいでしょう。
交通量が多い歩道
「交通量が多い歩道」での死角対策について説明します。
【注意点】
・スマホ操作をしない
・ヘッドホンやイヤホンは使わない
・周囲の交通状況に注意を向ける
・ガードレールや電柱などを盾にして立つ
「スマホ操作をしない」「ヘッドホンやイヤホンは使わない」というのは、繰り返しお伝えしている通りで、視界が狭まり、注意散漫となり大変危険だからしないほうがいいのです。
また周囲の交通状況に注意を向けガードレールや電柱などを盾にして立つことで車が突っ込んできたときに身を隠すことができ最悪の事態を避けることができます。
まとめ
これまでお伝えしたことをまとめます。
【街中の死角とは?】
・エレベーター
・エスカレーター
・建物の曲がり角
・駅のホーム
・交通量が多い歩道
【状況ごとの死角対策 】
●エレベーター
【注意点】
・扉の正面には立たない
・バッグをおなか側に持ち替える
・扉が開いてもすぐに乗り込まない
●エスカレーター
【注意点】
・進行方向を向いて立たない
・体を斜め45度にして後方が見えるように立つ
・スカートの場合は持ち物を後ろ手に持つ
・後ろの人に注意を向ける
●建物の曲がり角
【注意点】
・歩きスマホをしない
・警戒しながら曲がる
・バッグを胸の前に持ち替える
・遠回りで曲がる
●駅のホーム
【注意点】
・スマホ操作をしない
・ヘッドホンやイヤホンは使わない
・周囲の状況や人に警戒をする
・黄色の線よりも後方に下がって立つ
・泥酔したら電車に乗らない
●交通量が多い歩道
【注意点】
・スマホ操作をしない
・ヘッドホンやイヤホンは使わない
・周囲の交通状況に注意を向ける
・ガードレールや電柱などを盾にして立つ
蔵田 哲郎