40代も10年後は50代となります。そうすれば就職氷河期世代の彼らは間違いなく80代の親を抱えることになります。親の年金や収入に頼って暮らしていても親が要介護状態になったりとか、あるいは親が死亡したりしたとたんに生活が行き詰まる事は明らかです。

そこでひきこもり問題は全国どこにでもある課題ですが、地域性の強い所では、家族が声を上げられない現実もあるようですので、ある地方の取組の例として、「地方紙の果たす役割」があるようです。

それによれば、新聞記者の目で、見えない課題を掘り起こし紙面に表し社会や読者に長期の連載で問うことで、ひきこもり本人と社会参加の関係を作る橋渡しをしたそうです。これなどは地方紙などの地域のメディアと協力するアイディアとして試してみてはいかがでしょうか。

佐々木 泉二