相場動向まとめ

2016年3月9日のTOPIXは前日比▲1.1%の下落に。東証一部全銘柄で、値上がりは372社、値下がりは1,477社、変わらずは94社でした。前日に発表された中国の貿易統計の悪化をきっかけにリスクオフムードが高まり、非鉄、海運などの景気敏感株の下げが目立ちました。一方、情報・通信、サービスなどの内需ディフェンシブなどは買われており、相場は悲観一色ではありませんでした。

上がった株

日本電信電話(9432)は前日比+5%上昇。通信キャリア大手。2016年3月8日にNTTドコモ(9437)による自己株式公開買い付けの結果、単独決算で売却益を計上すると発表したことや、国内証券会社による目標株価引き上げが好感されまし。

電通(4324)は前日比+3%上昇。広告大手。米系証券による投資判断の引き上げが好感されました。

ソニー(6758)は前日比+2%上昇。民生エレクトロニクス大手。米系証券会社による投資判断最上位によるカバレッジ再開が好感されました。

下がった株

旭化成(3407)は前日比▲6%下落。住宅大手。2016年2月の旭化成ホームズの請負住宅月次受注速報が発表され、4か月連続での前年割れとなったことが嫌気されました。

商船三井(9104)は前日比▲6%下落。海運大手。リスクオフムードの高まりや、国内証券会社による目標株価の引き下げにより売られました。本日は同様な理由で、日本郵船(9101)、川崎汽船(9107)も売られました。

三菱マテリアル(5711)は前日比▲5%下落。非鉄金属大手。国内証券会社による目標株価の引き下げが嫌気されました。

【2016年3月9日 投信1編集部】

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LIMO編集部