個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲3%超安の大幅安で7日続落となりました。他方、先週末のザラバで上場後初の公開価格(1,500円)を付けた通信子会社のソフトバンク(9434)は小幅続伸となり、ザラバで再び公開価格を上回りました。終値も1,499円まで上昇し、あと一歩まできています。
主力株は大きく値を下げた銘柄が圧倒的に多かったようですが、とりわけ、自動車株の一角が売られ、ホンダ(7267)、マツダ(7261)、いすゞ自動車(7202)、ヤマハ発動機(7272)が年初来安値を更新し、SUBARU(7270)や三菱自動車(7211)も大幅下落で引けています。
さらに、同じ輸出関連株では、精密機器株の下げもきつく、キヤノン(7751)やリコー(7752)が年初来安値更新となりました。
その他では、金融株も冴えない値動きとなり、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、りそなホールディングス(8308)、大和証券グループ本社(8601)などが年初来安値を付けたのが目を引きました。
一方、医薬品株では第一三共(4568)が値を上げて上場来高値を更新し、機械株では先週末に決算発表を行ったSMC(6273)が一時+5%高に迫る急騰となりました。
その他では、「牛丼 超特盛」効果が続く吉野家ホールディングス(9861)が再び年初来高値を更新したのが注目を集めたようです。
新興市場(東証マザーズ)では、先週木曜日に発表した通期決算で▲137億円の最終赤字に陥ったメルカリ(4385)が一時▲11%安の暴落となり、連日の暴落で引けています。また、イグニス(3689)がストップ安となりました。一方、ポート(7047)はストップ高で引けています。
葛西 裕一