宅配便のヤマトHDが一時▲10%安に迫る急落! 日経平均株価は小反発

【東京株式市場】 2019年8月1日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小反発、朝方に一時▲232円安も切り返す

2019年8月1日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,540円(+19円、+0.1%) 小反発
  • TOPIX 1,567.3(+2.2、+0.1%) 小反発
  • 東証マザーズ株価指数 905.2(+0.3、+0.04%) わずかに4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:978、値下がり銘柄数:1,062、変わらず:109
  • 値上がり業種数:13、値下がり業種数:20
  • 年初来高値更新銘柄数:52、年初来安値更新銘柄数:87

東証1部の出来高は13億5,643万株、売買代金は2兆2,260億円(概算)となりました。出来高は前日並みでしたが、売買代金は減少しています。FOMCで市場予想通りに利上げ実施が発表されましたが、今後の利下げ継続に懐疑的な見方が残ったため、売り買いが交錯しました。

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売買代金は3日連続で2兆円を上回りましたが、模様眺めムードも強く、盛り上がりに欠けた商いになったようです。

そのような中、日経平均株価は底堅さを見せた後は、膠着状態となりました。朝方は米国株の大幅安を受けて、寄り付き後に一時▲232円安まで下落しましたが、円安進行等を追い風に前場の終盤には一時+45円高のプラス圏へ浮上しました。ただ、そこから上値を追う力はなく、後場は前日終値を挟んだ攻防となっています。結局、最後は小反発で引けましたが、円安によって株価下落を回避したという形でしょうか。

なお、TOPIXも同じような値動きで小反発しています。

東証マザーズ株価指数はかろうじて4日続伸、売買代金は12日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,129万株、売買代金679億円となり、いずれも前日並みでした。依然として個人投資家の物色意欲は停滞しており、売買代金は12日連続で1,000億円を下回っています。

ただ、株価指数はほんのわずかに上昇し、これで4日続伸となりました。終値は900ポイント超えを固めつつありますが、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。

TDKやNECが年初来高値を更新、ヤマトホールディングスは一時▲10%安に迫る急落

個別銘柄では、前日に決算発表を行った銘柄を中心に大きな変動が散見されました。

ハイテク株では、TDK(6762)が一時+9%超高の急騰、NEC(6701)は一時+5%超高の急騰となり、いずれも年初来高値を更新しました。また、半導体関連銘柄として圧倒的な注目を集めているアドバンテスト(6857)は、値を上げて約12年ぶりの高値更新となっています。

その他では、オリエンタルランド(4661)が再び上場来高値を付けたのが目を引きました。

一方、円安にもかかわらず自動車株が冴えない値動きとなり、日産自動車(7201)とスズキ(7269)が年初来安値を更新し、前日に業績予想を下方修正したアイシン精機(7259)も連日の年初来安値更新となりました。

また、Q1決算で値上げ効果が全く発揮されなかったヤマトホールディングス(9064)が一時▲10%安に迫る急落となり、同じ連想でSGホールディングス(9143)も一時▲6%安の急落となっています。

決算発表で明暗を分けたのが医薬品株で、武田薬品工業(4502)は+8%高に迫る急騰になったのに対し、エーザイ(4523)は大幅安で年初来安値を更新して引けました。

新興市場(東証マザーズ)では、ジーエヌアイグループ(2160)が4日連続で年初来高値を更新したのが目を引きました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。