金融機関に勤務するCさんは、本格的に貯金をするため毎月使うお金をチェックしたところ、「無意識のうちに使うお金」が家計を圧迫していることに気がついたのだそうです。Cさんが思う無意識のうちに使うお金とは、新聞の定期購読や有料アプリ、お化粧品の定期購入など。
こうしたお金は節約しようと思ってもなかなか気が付きにくい部分ではありますよね。それらを徹底的に排除することで、Cさんは貯金に回せるお金をふやそうとしました。新聞の定期購読をやめ、仕事上で接するレポートを積極的に読んだり、アナリストの話を聞いたりして情報収集をするようにしたら、新聞を読むという受け身の行動だけではわからなかったような話が聞けたり、より興味を持って情報収集に取り組むことができたと言います。
また、定期購入しているお化粧品も本当に効果があるのかと、あえて使わない期間を作って効果を検証しました。それほど大きな変化が見られず、いったん定期購入をやめてプチプラのお化粧水でもたっぷりつけることを意識したら同じコンディションが保てるようになったと言います。このように、自分で検証してみて本当に必要な出費なのかどうかを考えるのも重要ですよね。
「何にもならないお金」を使うこと
医療系の仕事をしているDさんは、自分にとって「何にもならないお金」を使うのをやめたと言います。たとえば、旅行のたびにDさんは職場に毎回お土産を買っていましたが、それが年間では3万円以上の出費になっていたと言います。職場の人数が多いので、1つ1つは小さなお菓子ですが出費がかさむというわけです。
しかし、毎回お土産を買っていったからといって何になるわけでもないと気付いたDさん。そこで勤務日にあえて休みをもらってどこかへ行くなら周囲のフォローへの御礼の意を込めてお土産を買っていく、自分の元々の休みでどこかへ行くときは買っていかないというルールを決めました。
こういう何にもならないお金って実は結構あるのではないでしょうか。あってもなくてもいいものや、Dさんのように毎回でなくてもいいものってありますよね。こういうものから減らしていくのもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した女性たちは、仕事と同様お金にもシビアでした。自分で無駄遣いを減らすにはどうしたらいいかを考えて実行するということが当たり前のようにできていて、日々検証して削減する、あるいは継続するという判断をしていることがわかりました。ご自身でも、何が無駄かを考えて本当に必要なものかどうか吟味してみてはいかがでしょうか。
大塚 ちえ