3. 「春植え球根植物の育て方」7つのポイント

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野に咲く、色とりどりのグラジオラスの花

Shebeko/shutterstock.com

3.1 植え付けのタイミングと場所選び

春植え球根は、地温が十分に上がった4月中旬から5月頃に植え付けるのが最適です。日なたで風通しのよいところを選びましょう。

球根は過湿を嫌うため、地植えでは土を盛って高くしたり、鉢植えでは土にパーライトを混ぜたりするなど、水はけのいい環境を整えるとよいでしょう。

3.2 植え付け方

植物によって異なりますが、地植えの場合は、一般的に球根2〜3個分ほどの深さに植え、鉢植えの場合は、根が下に伸びるスペースを十分に確保するため、球根の頭がわずかに土に出る程度の浅植えにしましょう。

複数の球根を植える際は、将来の葉の広がりを想像して、球根2〜3個分の間隔を空けて配置すると、風通しが保てます。

3.3 水やり

植え付け直後は、土と球根を密着させるためにたっぷりと水を与えます。その後芽が出るまでは、乾かしぎみに管理するのがポイントです。

芽が出始めてからは生長が加速するため、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら鉢底穴から水が流れるまでたっぷりと与えましょう。

3.4 肥料

球根自体に栄養が蓄えられているため、植え付け時の元肥だけでも大丈夫です。より大きく鮮やかな花を咲かせたいときは、規定量に薄めた液体肥料を10日〜2週間に1回程度与えましょう。

3.5 花がら摘みと支柱立て

咲き終わった花は、見た目の美しさを損なうだけでなく、病気の原因になるほか、種を作るために貴重な栄養の消費を防ぐため、早めに摘み取ります。

背が高くなる植物は、夏の夕立や台風の風で倒れやすいため、支柱を立てて支えると安心です。

3.6 花後の管理

花が終わっても、葉は光合成をおこない、翌年の開花に必要なエネルギーを球根に蓄えています。葉が自然に黄色く枯れるまでは水やりを続け、日光によく当てましょう。

この時期に「お礼肥え」として肥料を与えると、球根がずっしりと太ります。

3.7 球根の保管と冬越し

葉が完全に枯れたら切り取り、冬越しの準備をします。寒さに強い種類は植えっぱなしでも越冬可能ですが、マルチングをして地温を保つとより安心です。

寒さに弱い品種は、霜が降りる前に球根を掘り上げましょう。土を落として数日間日陰で乾燥させ、涼しい暗所で春まで保管します。

4. 春植え球根植物で夏の庭に鮮やかな彩りを

土の中から自然と芽吹き、美しい花を咲かせてくれる球根植物たち。春に植え付ければ、夏にはカラフルでトロピカルな景色が目の前に広がります。

照りつける太陽の下で凛とたたずむ姿は、夏の疲れを癒やし、日々の活力を届けてくれるでしょう。お気に入りの春植え球根を植えて、夏の庭に鮮やかな彩りを添えてみませんか。