業務効率化のために、ITシステムを導入したはいいけれど、それを使いこなすことができない上司や同僚に四苦八苦…という経験がある方もいるのではないでしょうか?

今回は係長に「今日からwebシステムを導入する。これで業務効率もアップするぞ。」と言われた中堅サラリーマンの主人公。たしかに、マニュアルもしっかりしており、とても使いやすそう。「早速次の会議で使ってみましょう。」と係長に提案します。

そして、web会議の時間。自席でヘッドセットをつけて待機していると、係長から「君、音が鳴らないんだ。」と声をかけられます。「多分、ボリュームコントロールがですね…。」と説明を始める主人公に、「ちょっと来てくれないか。」と係長。仕方なく、係長の席まで出向いて、ボリューム調整を行います。

ようやく自席に戻り、web会議を仕切り直し…と思いきや、今度は「資料をうまく映せないんだが、ちょっと来て。」とまたまた係長から呼び出しが。これじゃなかなか話が進まない、と「今は会議室があいていますから、web会議システムの使い方はまた別途ご説明するとして、今日は会議室でやりませんか。」と係長に提案します。

しかし係長は「移動している時間はないよ!何のためにweb会議を導入したと思っているんだ!早く教えてくれ。」とピシャリ。「わかりました、行きます…。」と渋々席を立つ主人公。しかし、その一方で、「ああ、俺にテレパシー(念話)能力があれば、係長の脳内に直接イメージを送り込んでやるのに。」なんてことを、ついつい妄想してしまいます。

そこに、現れた新人女子。「先輩、これ用意したんですけど。」と、差し出した箱の中には意外なモノが…?!

職場において、「業務効率化を目的としたITシステムの導入」はよく聞く話です。しかし、それらはすべてがうまくいくわけではないようです。中には、システムを運用するために、現場に余計な負担をかける結果になってしまったというケースもあるとかないとか…。結局、システムを使うのは「人」。「人」がシステムをきちんと使えるようにならないと、どんなに便利なシステムも、効率化にはつながらないということなのかもしれません。

さて、新人女子の機転(?)で、無事再開されたweb会議。この方法の「あり」「なし」はともかく、システムさえ入れれば業務を効率化できると思っている上司に対し、微妙にアナログな方法で対抗してみる姿に、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。

【マンガ記事】妄想シャイン

入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。

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