吉野家HDが一時+9%超高の急騰! 日経平均株価は小幅反落

【東京株式市場】 2019年7月10日

株式市場の振り返り-薄商いの中で日経平均株価は小幅反落、TOPIXは3日続落

2019年7月10日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,533円(▲31円、▲0.2%) 小幅反落
  • TOPIX 1,571.3(▲3.5、▲0.2%) 小幅3日続落
  • 東証マザーズ株価指数 920.1(+8.4、+0.9%) 3日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:764、値下がり銘柄数:1,297、変わらず:88
  • 値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
  • 年初来高値更新銘柄数:42、年初来安値更新銘柄数:13

東証1部の出来高は11億3,868万株、売買代金は1兆9,437億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。特段のニュースもなく、さらに、10日(現地時間)にFRB議長の議会証言を控えていることもあり、様子見スタンスが継続されました。売買代金は7日連続で2兆円を割り込む薄商いとなっています。

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そのような中、日経平均株価は膠着感の強い値動きとなりました。寄り付き後間もなく一時▲76円安となりましたが、前場の半ばに一時+36円高になる場面が見られました。後場に入るとほとんど動きが止まり、結局は前日の上昇分だけ下落して引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、こちらは小幅下落ながら3日続落となりました。

東証マザーズ株価指数は3日ぶり反発、売買代金は12日連続で1,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は5,931万株、売買代金828億円となり、いずれも概ね前日並み(微減)でした。相変わらず個人投資家の物色意欲が盛り上がらず、売買代金は12日連続で1,000億円を大きく下回る薄商いとなっています。

ただ、一部主力銘柄が買い戻されたこと等から、株価指数は3日ぶりの反発となりました。900ポイント台は維持していますが、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。

KDDIが年初来高値を更新、好決算発表の吉野家HDは一時+9%超高の急騰

個別銘柄では、通信株の一角が買われ、KDDI(9433)が年初来高値を更新し、NTTドコモ(9437)と日本電信電話(9432)も大きく値を上げました。

また、ディフェンシブ銘柄にも買い戻しが入り、第一三共(4568)、エーザイ(4523)、塩野義製薬(4507)などの医薬品株や、資生堂(4911)なども上昇し、アサヒグループホールディングス(2502)は年初来高値更新となっています。

さらに、ハイテク株の一角も買われ、シャープ(6753)が大幅高となり、ソニー(6758)やNEC(6701)も堅調に推移しました。

その他では、前日に発表したQ1決算が好調だった吉野家ホールディングス(9861)が一時+9%超高の急騰となったのが目を引きました。

一方、工作機械受注の悪化を受けて機械株が総じて売られ、ファナック(6954)やSMC(6273)が大幅安となり、11日に決算発表を控えている安川電機(6506)も大きく値を下げました。さらに、コマツ(6301)や日立建機(6305)など建機株も下げがきつく、前日にQ1決算を発表した中堅建機メーカーの竹内製作所(6432)は▲10%超安の暴落となりました。

その他では、日本電産(6594)や村田製作所(6981)など電子部品株が続落し、自動車株ではスズキ(7269)が3日続落で引けました。

新興市場(東証マザーズ)では、そーせいグループ(4565)が大幅高となり、アンジェス(4563)や窪田製薬ホールディングス(4596)など医療バイオ関連株が値を上げました。一方、メルカリ(4385)が小幅反落となり、依然として公開価格を割ったままです。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。