銀行口座からのチャージや、コンビニなどでチャージする方法もありますが、「スマホ決済の恩恵をたくさん受けたい」と思うならばクレジットカードを利用するとお得度が高いと言えるでしょう。

筆者の場合は普段からANAカードで支払いをしてマイルを貯めることを徹底しているので、スマホ決済でもANAカードを利用しています。そうすればスマホ決済としての還元0.5%と、普段の買い物と同じくクレジットカード払いに対するマイルが貯まります。

他にも、楽天ペイでは通常200円の買い物で1楽天ポイントが貯まりますが、楽天カードを利用すると楽天3ポイントが貯まるようになり、還元率が良くなります。貯めたいクレジットカードのポイントに合わせてスマホ決済の種類を選ぶのも良いかもしれませんね。

スマホ決済の意外な落とし穴は?

不正アクセスにあう可能性

インターネットに繋がれている以上、不正アクセスを100%防ぐことは困難です。実際、2019年7月にスタートしたばかりの7pay(セブン&アイ・ホールディングス傘下のスマホ決済)が、不正アクセス被害で大きな問題になりました。

今後はセキュリティ対策が強化されていくと思いますが、できるだけ被害に合わないためにパスワードを分かりやすいものにしない、定期的に変えるなどの自己防衛も必要です。

有効期間がある

スマホ決済でチャージしたお金は、各社により異なりますが有効期間があります。上記で紹介したPayPayやLINE Payにも有効期限があり、どちらもチャージしたお金の有効期限は最後に使用した日から5年、付与されたお金(各社から還元されたもの)の有効期限は同じく2年となっています。

日常的に使っている人はある程度の期間があるので使い切ることができると思いますが、チャージしたことを忘れて放置することがないように気をつける必要があります。

出金対応している会社が少ない

一度チャージしたけれど、急遽現金が必要になって出金したいと思うこともあるかと思います。しかし、現在出金対応されているスマホ決済アプリは少なく、出金できても高い手数料がかかります。チャージに手数料はかからないので、少額づつチャージするなど、出金できなくて困るようなことがないようにするといいでしょう。

まとめ

実際にスマホ決済を使い始めた筆者は、ポイントの還元率や還元キャンペーンのお得さに驚いています。アプリをダウンロードして、情報登録などを行い、実際に使い始めるまではちょっと面倒かもしれませんが、それをクリアしてしまえばスマホだけ持って買い物に行けるのでとても便利です。

ただし、不正アクセスの可能性、チャージしたお金には有効期間があることや、出金対応していないアプリがあるなど意外なデメリットもあるので、その点は気をつけて使う必要があります。

勝目 麻希