自分よりもさらにお金持ちの人と交流する

お金持ちは、お金をより多く集めるための様々なアイデアを持っています。つまり、自分よりさらに上のお金持ちに接することで、そうしたお金の増やし方や仕事のやり方などを吸収するのです。富裕層に多い経営者たちも、経営者仲間で交流することで新しいビジネスのヒントを得たり、投資話をする中でお金を増やすチャンスが掴めるといいます。

普通のサラリーマンでも、ビジネスセミナーや異業種交流イベントなどで成功者に接触する機会はあるものです。そうした場を活用して自ら人脈を切り開き、そのような人と交流してみましょう。経営者、投資家、副業で稼いでいる人など、自分が目指す理想の人と話をして自分がその立場になることを具体的にイメージすると、今何が足りなくて何を勉強すべきかが見えてくるかもしれません。

自分の行動を頻繁に省みる

富裕層の人たちも、「あそこでこうしていれば、あの新規ビジネスがうまくいったかもしれない」「あの時こう判断していれば、大きな損失を防げたのだろうか」と、自分の過去の行動を反省することは多いといいます。そして、自分にとって無駄だと悟ったことはスッパリやめ、自分に有益だと思うことは積極的に取り入れていきます。

ポイントは反省することだけで終わらせず、次の行動につなげていくことです。この繰り返しでビジネスにも資産形成にもより磨きをかけられるのが富裕層の特徴の一つでしょう。また、「やりたいこと」よりも「やったほうがいいこと」を行動基準にする傾向があるようです。言い換えると、自分の感情だけで決めてしまうのではなく、周囲の状況を見極めることで、成功の確率がアップするというわけです。

長期的な資産運用を心がける

富裕層は自分の資産内容を、たとえば株式は何%、債権は何%などとしっかり把握して運用しているものです。資産運用・投資の基本は「安いときに買って高い時に売る」ですが、株式投資で言えば、株価が上がり始めると、ついつい焦って高値掴みしてしまうケースも少なくありません。

その点、富裕層は「待つこと」ができるので失敗も少なくなります。たとえば、目をつけておいた優良株を相場全体が下がった時に買って利益が出るタイミングを見て売る、ということを繰り返して長期的に資産を増やしていきます。

おわりに

「富裕層にお金がどんどん集まって富が二極化する」とよく言われますが、富裕層は自分の資産を守るためにもしっかりお金のことを勉強し、さらに増やす行動をしています。彼らの行動を参考にして、少しでも貯蓄が増える工夫ができるといいですね。

LIMO編集部