富裕層の人が「富裕層になったきっかけ」は? 金融関係者に聞いてみた

お金持ちの人は、一体いつから「富裕層」として生きているのだろうと考えたことはありませんか。もちろん、裕福な家庭に生まれ育つ人もいますが、その場合でも自分自身で資産を手にするタイミングがあります。また、他にも富裕層の仲間入りを果たすパターンは色々。

そこで今回は、対面証券の営業社員で多くの富裕層顧客を担当するAさんに、富裕層の人が富裕層になったきっかけを聞いてみました。

親からの相続や事業継承がきっかけに

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証券会社の新入社員が新規開拓としてアプローチする対象の一つに、未上場法人があります。その未上場法人を見ていると、意外と事業継承が行われていることがわかります。つまり、父親が始めた事業を引き継いで富裕層の仲間入りを果たす人も多いのです。

たとえば、対面証券で働くAさんの顧客で目立つのが、社長としては若い30~40代の中小企業の社長です。彼らは、先代の事業を引き継いで社長として事業を継続するほか、資産運用や法人向けの保険に加入したりします。

また、親からの相続で莫大な資産を得たという人も少なくありません。父親が亡くなり、母親と自分で資産を分け合ったという人もいます。Aさんの顧客には、親の資産を相続したものの資産運用の方法がわからないと相談してくる人も多い様子。

確かに、それまで何も資産運用やお金のことについてわからなかったのに、急に一人で管理しきれないくらいのお金が手元に来るとびっくりしてしまいますよね。

親から相続するときに初めて、Aさんの勤める証券会社に親の資産の一部である株や債券、投資信託があるのを知ったという人も少なくありません。自分の親に証券会社との付き合いがあったなんて知らなかった、という人も多いのです。

自分で立ち上げた事業が成功して富裕層に

Aさんの顧客の中には、自分で立ち上げた事業がうまくいって、富裕層として証券会社と付き合い始めたという人もいます。このパターンはそれほど多くありませんが、やっぱり夢がありますよね。

脱サラして、それまで温めてきたアイデアを事業として形にする人もいますし、社内ベンチャー制度を利用して自分のアイデアを事業として始め、軌道に乗り始めたタイミングで独立して社長になったという人もいました。

最初はうまくいかないこともあるようですが、やはり自分の発想と行動力で事業を進めてきた人たちなので、次々とアイデアを出して解決していくのだそう。それを、いち証券会社の社員として横から見ていられるのも楽しいとAさんは話します。そんな社長の資産運用の相談役として活躍できるのも、証券会社の社員ならではのやりがいですよね。

こういう顧客は資産運用の際にもしっかりした判断基準を持ち、「こういう商品に投資したい」とか「こういう目的で投資したい」という意思がはっきりしているそうです。また、「子どもたちの未来」や「環境問題」に貢献できるような、社会貢献を目的とした商品に投資する人もこのタイプの富裕層に多いのだとか。

結婚によって富裕層の仲間入りを果たす人も

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FP保有の金融系ライター。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。