2. 介護サービスの自己負担を減らす「高額介護サービス費」制度

介護サービスをフルに活用すると、月々の自己負担が積み重なって家計を圧迫することがあります。しかし、「高額介護サービス費」を活用することで、介護にかかる実質的な負担を大幅に軽減できます。

介護保険サービスを利用する際、費用の1〜3割を自己負担するのが原則←(参考資料に記載ありません)ですが、月々の負担が一定額を超えた場合に超過分が払い戻されるのが「高額介護サービス費」です。

上限額は所得によって異なります。たとえば住民税非課税世帯は月2万4600円、さらに低所得の方は月1万5000円が上限です。上限を超えた分は申請によって後日払い戻されます。

申請の流れはシンプルで、初回は市区町村から通知が届くケースが多く、申請書を提出すれば以降は自動的に振り込まれる自治体がほとんどです。振込先の口座情報を準備しておきましょう。

注意点として、この制度は介護保険サービスの自己負担のみが対象です。食費・居住費・日常生活費などは含まれません←(参考資料に記載ありません)。また、同じ世帯に複数の介護保険利用者がいる場合は、負担額を合算して上限額を適用する「世帯合算」の仕組みも活用できます。

まずはお住まいの市区町村の介護保険担当窓口に相談し、自分の上限額と申請方法を確認しましょう。知らないまま放置すると、受け取れるはずのお金を逃してしまうかもしれません。