シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手不動産企業である飯田グループホールディングスです。
飯田グループホールディングスの平均年間給与はいくらか
飯田グループホールディングス(提出会社)の2019年3月31日時点での平均年間給与は788.6万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は41.6歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は2.2年となっています。
飯田グループホールディングスの従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年3月31日時点で91名。単体で90人以上の従業員数がいます。
また、連結の従業員数は8561名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。
- 一建設グループ:2453名
- 飯田産業グループ:1544名
- 東栄住宅グループ:770名
- タクトホームグループ:886名
- アーネストワン:1512名
- アイディホームグループ:635名
- その他:670名
- 全社(共通):91名
過去5年の業績動向
飯田グループホールディングス(連結)の業績推移についても見ておきましょう。
まず、売上収益ですが、過去5年をみると増収傾向にあります。2015年3月期に1兆1894億円であった水準が、2019年3月期には1兆3449億円となっています。
また、税引前利益については、2015年3月期の625億円から2017年3月期の1108億円まで増益が続きましたが、その後は減益傾向にあり、2019年3月期は941億円でした。
投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期利益は、2015年3月期の388億円から2017年3月期の767億円まで増益が継続しましたが、その後は減益傾向で、2019年3月期は654億円となっています。
※飯田グループホールディングスの2018年3月31日時点での給与についてはこちら
まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。
LIMO編集部