2. 75歳以上の後期高齢《無職》夫婦世帯「ふたり暮らしの生活費」ひと月どのくらい必要?
75歳以上になっても元気に長生きするシニアが多いことが分かりましたが、実際に生活費はどれくらいかかっているのでしょうか。
次に、総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2025年」をもとに、二人以上世帯のうち75歳以上の無職世帯の家計収支を見ていきます。
2.1 【二人以上世帯】75歳以上の無職世帯の家計収支
二人以上世帯のうち、世帯主が75歳以上の無職世帯の家計収支は以下の通りです。
実収入:25万2798円
実支出:28万23円
- 消費支出:24万8460円
・食料:8万33円
・住居:1万6257円
・光熱・水道:2万4312円
・家具・家事用品:1万547円
・被服及び履物:5142円
・保健医療:1万7213円
・交通・通信:2万6294円
・教育:142円
・教養娯楽:2万2322円
・その他の消費支出:4万6198円
- 非消費支出:3万1563円
・直接税:1万1663円
・社会保険料1万9894円
・他の非消費支出:83円
単純計算で毎月およそ2万7000円の赤字が発生しています。
男性の平均余命だと約390万円、女性の平均余命だと約510万円が不足する計算です。
生活費の不足分は貯蓄等で補う必要があります。
こうした実態を踏まえ、老後に向けた資金準備を進めておかなければなりません。
著者
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1997年生まれ。大学を卒業後、大手証券会社を経てWebライターとして独立。金融・資産運用分野を中心に1000本以上の記事を執筆し、大手銀行系メディアでの実績も持つ。AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格を活かし、専門的な内容を初心者にも分かりやすく伝える記事制作を得意としている。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)