街角や庭先でふわりと漂う花の香りに、春の訪れを感じる季節になってきました。春に咲く花の中には、鮮やかな色彩だけでなく、芳醇な香りで人を魅了するものも数多くあります。

心に安らぎと癒やしを与えてくれる花の香りは、天然のフレグランスともいえるでしょう。

今回はいい香りのする草花や花木を、参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する「いい香りの春の花」にまつわるあれこれ

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白い水差しに生けられたスズランの花

Viktoriia Kolosova/shutterstock.com

  • いい香りの春の花《一年草・多年草》5選
  • いい香りの春の花《樹木》5選

2. いい香りの春の花《一年草・多年草》5選

2.1 ヒヤシンス

甘く濃厚な香りの「ヒヤシンス」2/14

紫、白、ピンクのヒヤシンスの花

Flower_Garden/shutterstock.com

香りがいい春の花の代表格ともいえるヒヤシンス。春の芽吹きを感じさせる爽やかさと、官能的な甘さが共存した濃厚な香りです。

ボリュームのある花穂に星形の花を密集させて咲かせる姿が華やか。青・紫・ピンク・白・など、カラーバリエーションも豊富です。

※参考価格:200円~400円前後(球根1球)

2.2 フリージア

フルーティーな香りが漂う「フリージア」3/14

黄色い花を咲かせているフリージア

monstrose/shutterstock.com

フリージアは甘くフルーティーな香りが特徴。なかでも黄色の品種は香りが強く、芳醇な甘さの中に、フレッシュな果実香を感じさせます。

弓なりにしなる茎の先に、ラッパ型の花が一列に並んで開花。切り花としても人気があり、春らしい軽やかな雰囲気を演出してくれます。

※参考価格:100円~200円前後(球根1球)

2.3 ストック

スパイシーな香りが魅力の「ストック」4/14

濃いピンクや白のストックの花

Nature's clicks/shutterstock.com

真っ直ぐに伸びた太い茎に、豪華な花をびっしりとつけるストック。花から漂う甘くスパイシーな香りが魅力です。

存在感のある花姿で、花壇の後方に植えるのがおすすめです。花色はパステルカラーから深い赤紫まで幅広く、どんな庭の雰囲気にも馴染みます。

本来は多年草ですが、暑さに弱いため日本では一年草として扱われています。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2.4 スズラン

三大フローラルノートのひとつ「スズラン」5/14

下向きに咲いている白いスズランの花

xxposure/shutterstock.com

スズランは葉の陰に隠れるようにして咲く、白い鈴形の花が可憐。上品で清潔感のある香りを持ち、バラやジャスミンと並んで「三大フローラルノート」のひとつに数えられる花です。

強健な性質で、一度植えると地下茎で自然に増えていきます。少し湿った半日陰などに植えましょう。

※参考価格:400円~800円前後(球根1球)

2.5 ニオイスミレ

ソフトで甘い香りがする「ニオイスミレ」6/14

紫色のニオイスミレの花

simona pavan/shutterstock.com

スミレの中でも、とくに香りがよいことで命名されたニオイスミレ。ソフトな甘い香りがあり、ふとした瞬間に漂う香りの繊細さを楽しめます。

草丈が低く、野趣あふれる控えめな花姿。耐陰性が強いため、ほかの植物が育ちにくいシェードガーデンにおすすめです。

※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)

3. いい香りの春の花《樹木》5選

3.1 ウメ

凛とした芳香で愛される「ウメ」7/14

薄桃色のウメの花のアップ画像

maaagram/shutterstock.com

ウメは冬の寒さが残る早春に開花。凛とした清らかな芳香で春の訪れをいち早く教えてくれる花として、万葉の時代から愛されてきました。

一重や八重、白花から深紅色まで品種が豊富。切り花や盆栽として室内で香りを楽しむ文化も根付いています。

※参考価格:1000円~2000円前後(4号ポット苗)

3.2 ジンチョウゲ

濃厚な香りで春を告げる「ジンチョウゲ」8/14

ピンク色の花を咲かせているジンチョウゲ

High Mountain/shutterstock.com

強く甘い香りが遠方まで届くジンチョウゲ。どこからか漂ってくる濃厚な香りに、春が来たことを感じさせます。

手まりのように集まって咲く小さな花は、外側が赤紫で内側が白というコントラストも美しく、庭のアクセントに最適です。

※参考価格:1500円~2500円前後(4号ポット苗)

3.3 ライラック(ムラサキハシドイ)

優雅で甘い香りの「ライラック」9/14

薄紫色のライラックの花

Sergeizubkov64/shutterstock.com

ライラックはフランス名で「リラ」と呼ばれ、北国の春を象徴する花木。小さな花が円錐形に集まり、枝先に咲く姿がボリューミーです。

青・紫・白・ピンクと涼やかな花色で、優雅で甘い香りが心に安らぎを与えてくれます。

※参考価格:1500円~2500円前後(4号ポット苗)

3.4 ハクモクレン

甘くフレッシュな香りがする「ハクモクレン」10/14

白い花をつけたハクモクレンの木の枝

High Mountain/shutterstock.com

葉が出る前に厚みのある白い大きな花をいっせいに咲かせるハクモクレン。花から漂う香りは妖艶な甘さに柑橘系のフレッシュな香りが加わり、清涼感があります。

銀色の柔らかな産毛に覆われたつぼみも愛らしく、ふっくらとした筆先のような形が特徴です。

※参考価格:2000円~3000円前後(4号ポット苗)

3.5 ミモザ

甘くパウダリーな香りが漂う「ミモザ」11/14

黄色いミモザの花

FatimeBarut/shutterstock.com

ミモザはふわふわとした黄色いポンポンのような花が魅力。その香りは、甘くパウダリーで、柔らかく包み込むような落ち着きがあります。

銀色がかった葉も美しく、庭に植えれば一気に明るい印象に。ドライフラワーにすると、花の色と香りを長く楽しめます。

ミモザにはさまざまな種類があり、中にはとても大きくなるものもあります。庭で育てる場合は広い場所を確保するか、矮性種を選ぶ、鉢植えでコンパクトに育てるなどの工夫をしましょう。

※参考価格:1500円~2500円前後(4号ポット苗)

4. 五感で楽しむ心安らぐ香りの庭

花を育てる喜びは、目に映る美しさだけではありません。風に乗ってふわりと漂う花の香りは、心に深い安らぎと季節の移ろいを感じさせてくれます。

お気に入りの香りを庭に迎えれば、朝の庭仕事や夕暮れ時のひとときが、贅沢で特別な時間に。待ち焦がれた春の到来を、五感で楽しんでみませんか。

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