まず夫に自覚を持ってもらうために「モラハラをやめてほしい」と伝えることです。相手がモラハラと自覚していない場合もあるからです。次に自分が悪くない場合は謝らないでモラハラに屈しない態度を示すことです。次に夫に対しモラハラでは気持ちは通じないことを自覚させる為まともに相手にしないことです。そうすることで、夫に対しもっと別の手段や言い方を考えるように仕向けるのです。

客観的に見て具体的に指摘し、「何が不満なのか?」「何を悩んでいるのか?」夫の気持ちに寄り添って言葉をかけ上げてください。甘えたかったり自分への愛情を試している場合もあるからです。それでも改善されない場合は、周りに助けを求めてください。この段階になると自分1人では対処が難しいので悩みを打ち明けて味方を確保しておくことが大切になります。更に進んで別居も視野に入れておきます。距離を置くことで冷静な自分を取り戻すことができます。そしてこれは夫に対しての強烈なメッセージにもなり「貴方とは一緒に暮らせない」という意味の深い態度として届くからです。

最後にこれらの行為に至る前には徹底的にモラハラの証拠を集めておくことをお勧めします。ICレコーダーで暴言の録音をして置くのです。これは動かぬ証拠になり弁護士に相談したり裁判での証拠提出の強い味方になってくれるからです。どうか自分の身を守ることを優先させてください。

佐々木 泉二